プラスチック有効利用高度化事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 20-0356
担当部局: 産業技術環境局 資源循環経済課
事業期間: 2020年〜2024年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負、交付
事業の目的
資源リサイクルにおける温室効果ガス排出量、消費エネルギー量を削減するため、回収されたプラスチックについて高度なリサイクルを促進する技術基盤構築を通してプラスチックごみの資源効率や資源価値を高めると共に、海洋生分解性プラスチックの市場拡大のため、海洋生分解性プラスチック導入・普及を促進するための基盤構築を行う。
事業概要
様々な廃プラスチックを汚れや複合品などの品質に応じて最適に循環させ、省エネルギー・CO2排出抑制を実現するための、高度選別・高物性材料再生・基礎化学品化・高効率エネルギー循環などの基盤技術を開発する。
海洋生分解性プラスチックについて、海洋での生分解機構の解明を通し、技術・安全性の評価手法確立と国際標準化を行うことに加え、革新的な技術・新素材の開発を行い、知見・ノウハウの蓄積・提供等 を通して技術開発基盤を構築。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | - | 1,000 | 0 | 0 | -269 | 144 | 875 | 875 |
2021 | - | 1,200 | 0 | 269 | 0 | 0 | 1,469 | - |
2022 | 1,500 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
2030年度に本事業により開発されたリサイクル技術及び海洋生分解性プラスチックに関する処理・製造・利用によるCO2排出削減量
CO2排出削減量 ※開発成果の適用は2030年度に実装が予想される技術・製品であり、直近3年での測定は不可能。 (目標:2030年度に714.0 万t)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - 万t | - 万t |
PP,PE,PSなどの廃プラスチックを新品のプラスチックと比べ90%以上の材料強度に再生する技術の確立
プラスチック再生材の靭性 (目標:2024年度に90.0 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - % | - % |
汚れや複合のある廃プラスチックを転換率70%以上で基礎化学品に転換する技術の確立
プラスチック投入重量あたり基礎化学品(オレフィン、BTX等)転換率 (目標:2024年度に70.0 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - % | - % |
海洋生分解性プラスチックの技術及び安全性等の国際標準化提案に繋がる評価・試験手法の策定
確立した評価手法の提案数 (目標:2024年度に1.0 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - 件 | - 件 |
新たな機能を有する海洋生分解性プラスチックの新規開発素
新規開発素材の件数 (目標:2024年度に1.0 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - 件 | - 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
研究開発テーマ数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2020 | - 件 | 6 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクト管理等 | 875 |
2020 | 学校法人福岡大学 | 廃プラの物理劣化・再生メカニズムの要因解明・評価 | 118 |
2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 実験室内における生分解度加速試験法の開発(新規評価法の開発) | 100 |
2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 廃プラ選別に向けたセンシング・比重選別システムの開発 | 95 |
2020 | 学校法人早稲田大学 | 触媒分解プロセス開発に向けた要素工程の検討 | 94 |
2020 | 独立行政法人製品評価技術基盤機構 | 材料構造による生分解メカニズムの解明 | 57 |
2020 | 日清紡ホールディングス株式会社 | イオン結合を有数生分解性プラスチックの開発 | 55 |
2020 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 廃プラ焼却の低温廃熱を利用する伝熱管表面改質材の検証 | 41 |
2020 | 一般財団法人石油エネルギー技術センター | 廃プラ分解の性状評価と分解プロセスのスケールアップ検討 | 39 |
2020 | 三光合成株式会社 | 物性・成形条件の測定と流動解析に向けた緩和特性の評価 | 36 |
2020 | 東北発電工業株式会社 | 廃プラ焼却時の高温運腐食条件での表面改質材料試験 | 34 |
2020 | 公立大学法人北九州市立大学 | LCA、及びプラスチックフローに関するデータ収集・分析 | 30 |
2020 | 株式会社プラスチック工学研究所 | 二軸押出機中の樹脂の流動解析とペレット製造条件の検討 | 27 |
2020 | 大栄環境株式会社 | 廃プラ選別に向けた製品毎の性状分析とデータベース構築 | 25 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 材料構造による生分解メカニズムの解明 | 20 |
2020 | 静岡県 | 実験室内における生分解度加速試験法の開発(生分解評価条件の最適化) | 18 |
2020 | 国立大学法人鳥取大学 | プラスチック分解における反応場組成と触媒性能の相関解析 | 13 |
2020 | 国立大学法人神戸大学 | 再生プラ物性等に影響を与える高分子鎖構造の解析 | 13 |
2020 | 国立大学法人九州工業大学 | 金型内部でのリサイクル樹脂挙動に関するその場観察実験 | 11 |
2020 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 日本近海の深海域での生分解試験 | 8 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | LC、及びリサイクル技術選択モデルの構築 | 7 |
2020 | 国立大学法人愛媛大学 | 生体毒性評価法の開発 | 6 |
2020 | 学校法人芝浦工業大学 | 雑品プラ選別に向けたテラヘルツ帯電磁波計測システム開発 | 6 |
2020 | 国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学 | 雑品プラ選別に向けた屋外光源下での色彩認識手法の開発 | 5 |
2020 | 国立大学法人北海道大学 | 雑品プラ選別に向けた新規ジグ装置機構の開発 | 5 |
2020 | 国立大学法人東京工業大学 | 成形時のその場計測によるメソ構造検出の手法開発 | 5 |
2020 | 国立大学法人鹿児島大学 | 鹿児島近郊での浸漬試験、調査 | 4 |
2020 | 国立大学法人島根大学 | 島根近郊での浸漬試験、調査 | 4 |
2020 | 国立大学法人広島大学 | 広島近郊での浸漬試験、調査 | 4 |
2020 | 国立大学法人岩手大学 | 岩手近郊での浸漬試験、調査 | 4 |
2020 | 株式会社島津テクノリサーチ | 生分解度評価手法としての質量分析の有用性の検証および安全性評価 | 4 |
2020 | 国立研究開発法人国立環境研究所 | 廃棄物の排出・処理の空間配置を考慮したリサイクル技術選択のモデル開発 | 3 |
2020 | 国立大学法人山口大学 | 分子動力学シミュレーションによる力学的物性の改善の解明 | 3 |
2020 | 地方独立行政法人大阪産業技術研究所 | 大阪近郊での浸漬試験、調査 | 2 |
2020 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター | 東京近郊での浸漬試験、調査 | 2 |
2020 | 愛媛県 | 愛媛近郊での浸漬試験、調査 | 1 |
2020 | 広島県 | 広島近郊での浸漬試験、調査 | 1 |
2020 | 滋賀県 | 滋賀近郊での浸漬試験、調査 | 1 |