漁業資源調査に要する経費
府省庁: 農林水産省
事業番号: 0265
担当部局: 水産庁 増殖推進部漁場資源課
事業期間: 2006年〜2023年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負、補助
事業の目的
我が国周辺水域の主要魚種(マイワシ、マサバ等)及び公海等で漁獲される国際漁業資源(サケ、カツオ・マグロ等)について、調査・解析等を実施し、適切な資源管理に必要な科学的知見を提供することにより、水産物の安定供給を図る。そのためには、資源量の把握が課題となっており本事業を遂行する必要がある。
また、資源評価の精度向上及び対象魚種拡大のため、現在行われている資源調査・評価に加え、より充実した海洋環境や沿岸資源情報を把握するためには本事業を実施する必要がある。
事業概要
①我が国周辺水域の主要魚種(マイワシ、マサバ等)について、調査・評価等を実施する(委託)とともに、海洋環境の変動等による水産資源への影響を調査し資源変動メカニズム及び中・長期的な資源動向を究明する取組や、漁場形成及び漁獲状況等をリアルタイムに把握する取組等を支援【補助率:定額、1/2】。
②公海等で漁獲される国際漁業資源(サケ、カツオ・マグロ等)について、調査・評価等を実施する(委託)とともに、海洋環境の変動等による水産資源への影響を調査し資源変動メカニズム及び中・長期的な資源動向を究明する取組や、漁場形成及び漁獲状況等をリアルタイムに把握する取組等を支援。【補助率:定額】
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | - | 3,125 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3,125 | 3,042 |
2018 | - | 3,389 | 458 | 0 | -458 | 0 | 3,389 | 3,305 |
2019 | - | 5,451 | 0 | 458 | 0 | 0 | 5,909 | 5,569 |
2020 | - | 5,225 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5,225 | - |
2021 | 6,617 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
資源量を把握している系群の比率の維持増大(過去直近3カ年の最大値より増加または同数)
資源量を把握している系群の漁獲量比率(資源量が計算可能な系群の漁獲量÷資源評価の対象となっている系群の漁獲量)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - % | 93 % |
2018 | - % | 92 % |
2019 | - % | - % |
本事業と関連性の強い国際機関による資源評価対象魚種数の維持増大
本事業と関連性の強い国際機関による資源評価対象魚種数
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 魚種 | 74 魚種 |
2018 | - 魚種 | 77 魚種 |
2019 | - 魚種 | 79 魚種 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
資源量が計算可能な系群の漁獲量
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | - 千トン | 2158 千トン |
2018 | - 千トン | 2177 千トン |
2019 | - 千トン | - 千トン |
国際機関の管理対象種に対する本事業資源調査データ反映数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 51 魚種数 | 51 魚種数 |
2018 | 51 魚種数 | 54 魚種数 |
2019 | - 魚種数 | - 魚種数 |
我が国周辺の資源評価対象魚種数+本事業資源調査データが反映されている国際資源の魚種数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | - 魚種数 | - 魚種数 |
2018 | - 魚種数 | - 魚種数 |
2019 | - 魚種数 | 135 魚種数 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2019 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | 調査船調査、市場調査等の資源調査を実施して、得られたデータを基に資源評価及び長期漁海況予報等を実施 | 2,383 |
2019 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | 国際漁業資源(全般)の資源調査・評価・とりまとめ | 909 |
2019 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | 調査用機器導入による調査の実施 | 408 |
2019 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | 国際資源の資源評価の精度を高めるための調査・研究 | 231 |
2019 | 一般社団法人漁業情報サービスセンター | データベースの構築及び市場調査等の資源調査を実施 | 179 |
2019 | 一般社団法人海洋水産システム協会 | さけ・ます類について、曳網漁法による試験操業を実施及び漁獲効率等に関する検証 | 165 |
2019 | 日本エヌ・ユー・エス株式会社 | カツオマグロ類漁獲調査と標識放流調査 | 123 |
2019 | 公立大学法人長野大学 | ニホンウナギの資源評価・管理:資源動向分析 | 100 |
2019 | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 | 資源調査・評価を実施 | 94 |
2019 | 一般社団法人漁業情報サービスセンター | 資源評価情報システムへの国際水産資源データの移行 | 49 |
2019 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | マイワシ・マアジ・マサバ・スケトウダラ・スルメイカ・ブリ・トラフグについて、海洋環境等による水産資源の変動機構の解明のための調査・研究を実施 | 49 |
2019 | 一般社団法人漁業情報サービスセンター | 漁場形成の偏りや卓越年級群の発生等をリアルタイムに把握することにより、水産資源の適切な管理に資する資源評価の精度の向上を図る。 | 35 |
2019 | 鹿児島県 | 資源調査・評価を実施 | 33 |
2019 | 福島県 | 資源調査・評価を実施 | 29 |
2019 | 山口県 | 資源調査・評価を実施 | 29 |
2019 | 長崎県 | 資源調査・評価を実施 | 28 |
2019 | 愛知県 | 資源調査・評価を実施 | 28 |
2019 | 地方独立行政法人青森県産業技術センター | 資源調査・評価を実施 | 28 |
2019 | 三重県 | 資源調査・評価を実施 | 26 |
2019 | 地方独立行政法人青森県産業技術センター | アカイカの分布量や漁場形成状況および資源評価にかかる基礎情報の収集やかつおまぐろ類漁獲調査 | 22 |
2019 | 宮崎県 | カツオマグロ類漁獲調査 | 20 |
2019 | 特定非営利活動法人エバーラスティング・ネイチャー | 海亀類繁殖地に関する調査 | 18 |
2019 | 公立大学法人長野大学 | ニホンウナギの回遊経路解明 | 16 |
2019 | 国立大学法人三重大学 | かじき・さめ類の資源量指数標準化及び漁業関連データ解析手法の改善 | 14 |
2019 | 有限会社リトルレオナルド | ニホンウナギの回遊経路解明のための超小型電子タグの開発 | 12 |
2019 | 一般社団法人漁業情報サービスセンター | サンマ漁業情報を用いた漁況解析と中短期の漁況予報、アカイカ資源に関する情報収集 | 9 |
2019 | 和歌山県 | カツオマグロ、サンマ等の漁業情報の収集、提供等 | 8 |
2019 | 沖縄県 | カツオマグロ類漁獲調査 | 8 |
2019 | 国立大学法人東京海洋大学 | 天皇海山海域における底魚類の耳石・生殖腺を用いた資源生物特性の把握 | 6 |
2019 | 学校法人東海大学 | クロマグロ卵仔稚魚サンプルのDNA同定と効率的分析技術の検討 | 6 |
2019 | 国立大学法人北海道大学 | 海鳥類の食性・分布特性の解明やクロマグロの特異行動の分類手法開発、脂肪酸分析による栄養状態評価 | 5 |
2019 | 国立大学法人東京大学 | サンマの回遊モデルの開発 | 5 |
2019 | 国立大学法人総合研究大学院大学 | 仮想現実クロマグロ資源(オペレーティングモデル)の構築 | 4 |
2019 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | さけ・ます類について、資源状況の把握ならびに生物特性の把握 | 3 |
2019 | 独立行政法人国立高等専門学校機構 | マイワシの耳石分析による分布・回遊の調査・研究を実施 | 3 |
2019 | 学校法人東海大学 | 小型鯨類の詳細な食性分析 | 2 |
2019 | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 | スケトウダラの産卵場形成の調査・研究を実施 | 2 |
2019 | 一般社団法人漁業情報サービスセンター | 資源の中短期予報技術を用いた初期予測技術の開発 | 1 |
2019 | 国立大学法人東北大学 | マイワシ・マサバに影響を与える海洋環境変動機構の調査・研究を実施 | 1 |
2019 | 国立大学法人北海道大学 | スケトウダラの初期成長・生残メカニズム及び被食実態の把握に関する調査・研究を実施 | 1 |
2019 | 国立大学法人九州大学 | ブリ・スルメイカの稚魚に影響を与える海洋環境データの調査・研究を実施 | 1 |
2019 | 国立大学法人東京大学 | マアジの輸送・来遊過程の調査・研究を実施 | 1 |