原子力システム研究開発委託費
府省庁: 文部科学省
事業番号: 20-0302
担当部局: 研究開発局 原子力課
事業期間: 2005年〜終了予定なし
会計区分: エネルギー対策特別会計電源開発促進勘定
実施方法: 委託・請負
事業の目的
エネルギーの安定供給を図るため、原子力が将来直面する様々な課題に的確に対応し解決するとともに、原子力分野における我が国の国際競争力の維持・向上を図るため、多様な原子力システム(原子炉、再処理、燃料加工)に関し、基礎的研究から工学的検証に至る領域における革新的な技術開発を進めることを目的とする。
事業概要
東京電力福島第一原子力発電所事故及び「エネルギー基本計画」(平成30年7月3日閣議決定)を踏まえ、原子力施設の安全対策強化等に資する共通基盤的な技術開発、放射性廃棄物の減容化及び有害度低減に資する研究開発、原子力イノベーションを支える基礎基盤研究を実施する。
なお、事業の実施に当たっては、大学、高専、独立行政法人(国立研究開発法人含む)、民間法人、特定非営利活動法人等を対象として研究課題を募集し、外部有識者からなる審査委員会の審議を踏まえ採択を決定する。また、研究の実施に当たっては、PD(プログラムディレクター)の統括の下担当するPO(プログラムオフィサー)が研究計画について助言を行うなどの進捗管理を行うとともに、評価委員会において中間評価及び事後評価を実施する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 1,164 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,164 | 1,156 |
2019 | - | 1,212 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,212 | 1,196 |
2020 | - | 979 | 0 | 0 | -0 | 0 | 979 | 888 |
2021 | - | 1,029 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,029 | - |
2022 | 1,297 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
安全対策強化や放射性廃棄物減容・有害度低減、その他の分野への波及効果等を評価する中間評価及び事後評価において、計画通りの成果が挙げられ、又は見込まれるとされた課題の割合を90%以上にする。
当該年度に実施する中間評価及び事後評価での評価(SABCD)のうち、計画通りの成果が挙げられ、又は見込まれるとされたA評価以上の課題の件数割合
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - % | 100 % |
2019 | - % | 100 % |
2020 | - % | 94 % |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
研究成果論文数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 27 本 | 22 本 |
2019 | 27 本 | 24 本 |
2020 | 17 本 | 15 本 |
学会等での発表件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 180 件 | 161 件 |
2019 | 140 件 | 160 件 |
2020 | 120 件 | 64 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 公益財団法人原子力安全研究協会 | 本事業を効率的・効果的に実施するため研究開発課題の募集、課題選定審査及び課題管理等に関する業務を行う。また、これら業務を通じて公募事業の在り方や問題点等を抽出し、分析・考察を行う。 | 102 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | マイナーアクチニド含有低除染燃料による高速炉リサイクルの実証研究 | 97 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 金属被覆ジルコニウム合金型事故耐性燃料の開発 | 95 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 原子炉構造レジリエンスを向上させる破損の拡大抑制技術の開発 | 74 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 多様な革新的ナトリウム冷却高速炉における統合安全性評価シミュレーション基盤システムの開発 | 62 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 脱炭素化・レジリエンス強化に資する分散型小型モジュラー炉を活用したエネルギーシステムの統合シミュレーション手法開発 | 35 |
2020 | 学校法人五島育英会 | 国内の原子力インフラを活用した医用RIの自給技術確立に向けた研究開発 | 30 |
2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 過酷事故対応電子機器の実用化に向けた耐放射線・高温動作半導体デバイスの高性能化 | 30 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 可搬型950keV/3.95MeVX線・中性子源による福島燃料デブリウラン濃度評価・仕分けとレギュラトリサイエンス | 25 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 原子炉構造レジリエンスを向上させる破損の拡大抑制技術の開発 | 21 |
2020 | 国立大学法人北海道大学 | 金属積層造形による新規低放射化ハイエントロピー合金の作製 | 20 |
2020 | 国立研究開発法人理化学研究所 | 原子炉中性子リアルタイムモニタリングのための太陽電池型線量計の開発 | 20 |
2020 | 国立大学法人東北大学 | 人工知能(AI)技術を取り入れた核燃料開発研究の加速 | 20 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | スピン熱電発電素子による同位体発電システム開発に向けた基盤構築 | 20 |
2020 | 国立大学法人九州大学 | マイナーアクチニド含有低除染燃料による高速炉リサイクルの実証研究 | 20 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 合理的なMA回収工程の構築に向けた溶媒抽出/低圧損抽出クロマトグラフィを組み合わせたハイブリッド型プロセスの開発 | 20 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | FFAG陽子加速器を用いたADS用核データの実験的研究 | 20 |
2020 | 国立大学法人福井大学 | MA含有ブランケット燃料を活用した固有安全高速炉の開発 | 20 |
2020 | 国立大学法人東北大学 | 革新炉材料開発のための次世代ナノスケール解析法の開発と照射後実験研究の国際ハブの構築 | 20 |
2020 | 国立大学法人九州大学 | ハニカム冷却技術による超臨界圧軽水炉のIVR確立 | 20 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 超伝導量子計測技術を駆使したTRU核種迅速線量評価システムの開発 | 20 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 次世代原子力システム用事故耐性被覆管の照射特性評価技術の開発 | 20 |
2020 | 国立研究開発法人防災科学技術研究所 | 地震荷重を受ける配管系の非弾性を考慮した高精度シミュレーションモデルの構築 | 19 |
2020 | 国立大学法人九州大学 | 高速炉における炉心損傷事故の発生を防止する受動的炉停止デバイスの開発 | 19 |
2020 | 国立大学法人東北大学 | 次世代フルセラミックス炉心設計を見据えた多重防食技術の基礎基盤研究 | 18 |
2020 | 公益財団法人原子力環境整備促進・資金管理センター | 廃棄物処分の環境影響を基点とした原子力システム研究 | 18 |
2020 | 国立大学法人北海道大学 | 過酷事故対応電子機器の実用化に向けた耐放射線・高温動作半導体デバイスの高性能化 | 16 |
2020 | 国立大学法人大阪大学 | 多様な革新的ナトリウム冷却高速炉における統合安全性評価シミュレーション基盤システムの開発 | 16 |
2020 | 公立大学法人大阪 | 放射性廃液のガラス固化妨害元素(白金族金属、モリブデン)を対象にしたバイオ湿式分離技術の創出 | 16 |
2020 | 国立大学法人東京工業大学 | 核変換システム開発のための長寿命MA核種の高速中性子捕獲反応データの精度向上に関する研究 | 16 |
2020 | ニュークリア・デベロップメント株式会社 | 金属被覆ジルコニウム合金型事故耐性燃料の開発 | 13 |
2020 | 国立大学法人京都大学 | マテリアルズ・インフォマティクスによる核燃料開発 | 13 |
2020 | 国立大学法人横浜国立大学 | 地震荷重を受ける配管系の非弾性を考慮した高精度シミュレーションモデルの構築 | 12 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 脱炭素化・レジリエンス強化に資する分散型小型モジュラー炉を活用したエネルギーシステムの統合シミュレーション手法開発 | 12 |
2020 | 国立大学法人福井大学 | マイナーアクチニド含有低除染燃料による高速炉リサイクルの実証研究 | 12 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 国内の原子力インフラを活用した医用RIの自給技術確立に向けた研究開発 | 11 |
2020 | 一般財団法人日本エネルギー経済研究所 | 脱炭素化・レジリエンス強化に資する分散型小型モジュラー炉を活用したエネルギーシステムの統合シミュレーション手法開発 | 10 |
2020 | 学校法人五島育英会 | 多様な革新的ナトリウム冷却高速炉における統合安全性評価シミュレーション基盤システムの開発 | 10 |
2020 | 国立大学法人京都大学 | FFAG陽子加速器を用いたADS用核データの実験的研究 | 9 |
2020 | 日立GEニュークリア・エナジー株式会社 | MA含有ブランケット燃料を活用した固有安全高速炉の開発 | 9 |
2020 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 | 原子炉中性子リアルタイムモニタリングのための太陽電池型線量計の開発 | 8 |
2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 超伝導量子計測技術を駆使したTRU核種迅速線量評価システムの開発 | 8 |
2020 | 三菱重工業株式会社 | 国内の原子力インフラを活用した医用RIの自給技術確立に向けた研究開発 | 7 |
2020 | 国立大学法人大阪大学 | マテリアルズ・インフォマティクスによる核燃料開発 | 7 |
2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 次世代フルセラミックス炉心設計を見据えた多重防食技術の基礎基盤研究 | 6 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 金属積層造形による新規低放射化ハイエントロピー合金の作製 | 6 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 核変換システム開発のための長寿命MA核種の高速中性子捕獲反応データの精度向上に関する研究 | 6 |
2020 | 国立大学法人電気通信大学 | ハニカム冷却技術による超臨界圧軽水炉のIVR確立 | 6 |
2020 | 国立大学法人福井大学 | 高速炉における炉心損傷事故の発生を防止する受動的炉停止デバイスの開発 | 5 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | ハニカム冷却技術による超臨界圧軽水炉のIVR確立 | 5 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 人工知能(AI)技術を取り入れた核燃料開発研究の加速 | 4 |
2020 | 学校法人芝浦工業大学 | 合理的なMA回収工程の構築に向けた溶媒抽出/低圧損抽出クロマトグラフィを組み合わせたハイブリッド型プロセスの開発 | 4 |
2020 | 国立大学法人東京工業大学 | 廃棄物処分の環境影響を基点とした原子力システム研究 | 4 |
2020 | 国立大学法人島根大学 | 革新炉材料開発のための次世代ナノスケール解析法の開発と照射後実験研究の国際ハブの構築 | 4 |
2020 | 国立大学法人東京工業大学 | 高速炉における炉心損傷事故の発生を防止する受動的炉停止デバイスの開発 | 4 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 高速炉における炉心損傷事故の発生を防止する受動的炉停止デバイスの開発 | 4 |
2020 | 国立大学法人京都大学 | 核変換システム開発のための長寿命MA核種の高速中性子捕獲反応データの精度向上に関する研究 | 3 |
2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 人工知能(AI)技術を取り入れた核燃料開発研究の加速 | 2 |
2020 | 国立大学法人北海道大学 | 次世代原子力システム用事故耐性被覆管の照射特性評価技術の開発 | 2 |
2020 | 国立大学法人九州大学 | 次世代原子力システム用事故耐性被覆管の照射特性評価技術の開発 | 2 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 超伝導量子計測技術を駆使したTRU核種迅速線量評価システムの開発 | 2 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 金属被覆ジルコニウム合金型事故耐性燃料の開発 | 1 |
2020 | 学校法人五島育英会 | 合理的なMA回収工程の構築に向けた溶媒抽出/低圧損抽出クロマトグラフィを組み合わせたハイブリッド型プロセスの開発 | 1 |
2020 | 国立大学法人筑波大学 | 合理的なMA回収工程の構築に向けた溶媒抽出/低圧損抽出クロマトグラフィを組み合わせたハイブリッド型プロセスの開発 | 1 |
2020 | 国立大学法人北海道大学 | 廃棄物処分の環境影響を基点とした原子力システム研究 | 1 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 廃棄物処分の環境影響を基点とした原子力システム研究 | 1 |
2020 | 国立大学法人九州大学 | 超伝導量子計測技術を駆使したTRU核種迅速線量評価システムの開発 | 1 |
2020 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 革新炉材料開発のための次世代ナノスケール解析法の開発と照射後実験研究の国際ハブの構築 | 1 |
2020 | 株式会社ケミクレア | 合理的なMA回収工程の構築に向けた溶媒抽出/低圧損抽出クロマトグラフィを組み合わせたハイブリッド型プロセスの開発 | 0 |