輸送機器の抜本的な軽量化に資する新構造材料等の技術開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0219
担当部局: 産業技術環境局、製造産業局 産業技術プロジェクト推進室 金属課金属技術室 素材産業課 自動車課 航空機武器宇宙産業課
事業期間: 2014年〜2022年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負、交付
事業の目的
エネルギー使用量の削減及びCO2排出量の削減等を図るため、その効果が大きい自動車、鉄道車両等の抜本的な軽量化に繋がる高強度構造材料や革新的な高性能磁石等を開発すると共に、その関連技術(接合技術、リサイクル技術等)を確立する。
事業概要
部素材・製品メーカー、大学等が連携し、軽量化による輸送機器の省エネルギー化を目指し、強度、加工性等の複数の機能を向上した炭素繊維複合材料、革新鋼板、マグネシウム合金等非鉄軽金属材料等の高性能軽量材料の開発や、小型・高効率モーターを実現する従来以上に強力な磁石材料の開発等を行うとともに、マルチマテリアル化を実現する設計、異種材料の接着を含めた接合技術、リサイクル技術の開発を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | - | 4,800 | 0 | 0 | -62 | 111 | 4,849 | 4,849 |
2015 | - | 4,260 | 0 | 62 | -80 | 1,711 | 5,953 | 5,953 |
2016 | - | 3,650 | 0 | 80 | -13 | 54 | 3,771 | 3,771 |
2017 | - | 4,000 | 0 | 13 | 0 | 204 | 4,217 | 4,217 |
2018 | 4,500 | 4,150 | 0 | 0 | -5 | 12 | 4,157 | 4,157 |
2019 | 3,700 | 3,350 | 0 | 5 | 0 | 0 | 3,355 | - |
2020 | 3,800 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
令和12年度の車体軽量化等によるCO2排出量を464万t/年削減する。
CO2排出削減量 ※令和4年度の事業終了後、開発材を輸送機器に適用し軽量化を図ることによるCO2排出削減を指標としているため、向う3年での目標値設定は困難 (目標:2030年度に464 万t)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 万t | - 万t |
2017 | - 万t | - 万t |
2018 | - 万t | - 万t |
令和12年度の車体軽量化による革新金属材料の適用分としてCO2排出量を279万t/年削減する。
CO2排出削減量 ※令和4年度の事業終了後、開発材を輸送機器に適用し軽量化を図ることによるCO2排出削減を指標としているため、向う3年での目標値設定は困難 (目標:2030年度に279 万t)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 万t | - 万t |
2017 | - 万t | - 万t |
2018 | - 万t | - 万t |
令和12年度の車体軽量化による革新炭素繊維及びCFRP適用分としてCO2排出量を95万t/年削減する。
CO2排出削減量 ※令和4年度の事業終了後、開発材を輸送機器に適用し軽量化を図ることによるCO2排出削減を指標としているため、向う3年での目標値設定は困難 (目標:2030年度に95 万t)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 万t | - 万t |
2017 | - 万t | - 万t |
2018 | - 万t | - 万t |
令和12年度の開発した磁性材料を使用し、エネルギー効率を40%改善した高効率モーターを次世代自動車への適用分としてCO2排出量を90万t/年削減する。
CO2排出削減量 ※令和3年度の事業終了後、開発材をモーターに適用し高効率化を図ることによるCO2排出削減を指標としているため、向う3年での目標値設定は困難 (目標:2030年度に90 万t)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 万t | - 万t |
2017 | - 万t | - 万t |
2018 | - 万t | - 万t |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
マルチマテリアル化のための接合技術開発、設計技術開発に係る研究開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 20 件 | 20 件 |
2017 | 20 件 | 20 件 |
2018 | 18 件 | 18 件 |
革新金属材料開発に係る研究開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 29 件 | 29 件 |
2017 | 24 件 | 24 件 |
2018 | 26 件 | 26 件 |
革新炭素繊維および熱可塑性CFRPの開発に係る研究開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 25 件 | 25 件 |
2017 | 21 件 | 21 件 |
2018 | 9 件 | 9 件 |
戦略・基盤研究に係る研究開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 6 件 | 6 件 |
2017 | 9 件 | 9 件 |
2018 | 14 件 | 14 件 |
次世代自動車向け高効率モーター用磁性材料技術開発に係る研究開発項目における目標達成件数 ※実施方針に掲げる開発項目に対する中間評価時の目標達成度合
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 7 件 | 7 件 |
2017 | 3 件 | 3 件 |
2018 | 3 件 | 3 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2017 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクトマネジメント業務 | 4,217 |
2018 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクトマネジメント業務 | 4,157 |
2016 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクトマネジメント業務 | 3,771 |
2017 | 新構造材料技術研究組合 | 輸送機器の軽量材料、加工技術の研究開発 | 3,714 |
2016 | 新構造材料技術研究組合 | 輸送機器の軽量材料、加工技術の研究開発 | 3,696 |
2018 | 新構造材料技術研究組合 | 輸送機器の軽量材料、加工技術の研究開発 | 3,508 |
2018 | 高効率モーター用磁性材料技術研究組合 | 高効率モーターの開発 等 | 508 |
2017 | 高効率モーター用磁性材料技術研究組合 | 高効率モーターの開発 等 | 379 |
2016 | 東京大学(影山研) | 新規炭素繊維前駆体化合物の開発 | 199 |
2016 | 国立大学法人東京大学 | 新規炭素繊維前駆体化合物の開発 | 199 |
2017 | 国立大学法人北海道大学 | 1.5世代中性子源開発 | 197 |
2016 | 東京大学(高橋研) | CFRPと金属材料との接合技術開発 | 169 |
2016 | 国立大学法人東京大学 | CFRPと金属材料との接合技術開発 | 169 |
2016 | 北海道大学(大沼研) | 1.5世代中性子源開発 | 165 |
2016 | 国立大学法人北海道大学 | 1.5世代中性子源開発 | 165 |
2017 | 国立大学法人東京大学 | 革新炭素繊維基盤技術開発 | 100 |
2017 | 国立大学法人東京大学 | CFRP及び構造設計・加工基盤技術の開発 | 75 |
2018 | 国立大学法人京都大学 | マルチマテリアル設計技術開発 | 55 |
2018 | 国立大学法人北海道大学 | 腐食生成物の分析技術開発 | 53 |
2018 | 国立大学法人大阪大学 | 中高炭素鋼の摩擦結合共通基盤研究 | 50 |
2017 | 国立大学法人大阪大学 | 中高炭素鋼の摩擦結合共通基盤研究 | 47 |
2018 | 国立大学法人東北大学 | 水素脆化割れにおよぼす試験条件の影響評価 | 42 |
2016 | 株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント | CFRPの構造設計・加工技術の開発 | 33 |
2017 | 国立大学法人京都大学 | マルチマテリアル設計技術開発 | 30 |
2017 | 国立大学法人東北大学 | 異相組織の腐食に及ぼす作用明確化技術開発 | 30 |
2017 | 兵庫県公立大学法人 | 新規接着剤の開発 | 21 |
2016 | 福井県 | CFRPの構造設計・加工技術の開発 | 20 |
2016 | 軽金属溶接協会 | Mg/Al異材接合のプロセス因子の影響解明 | 20 |
2016 | 福井県 | CFRPの構造設計・加工技術の開発 | 20 |
2016 | 一般社団法人軽金属溶接協会 | Mg/Al異材接合のプロセス因子の影響解明 | 20 |
2018 | 国立大学法人大阪大学 | マクロ塑性ひずみ分布・応力分布特性及び水素割れ測定技術 | 20 |
2018 | 国立大学法人東京大学 | 熱可塑性CFRP 評価・解析技術の研究 | 20 |
2016 | 東京大学(吉川研) | CFRP部材の製造プロセス最適化基盤技術開発 | 18 |
2016 | 国立大学法人東京大学 | CFRP部材の製造プロセス最適化基盤技術開発 | 18 |
2017 | 株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント | CFRPの構造設計・加工技術の開発 | 18 |
2018 | 国立大学法人東京大学 | CFRP及び構造設計・加工基盤技術の開発 | 18 |
2018 | 国立大学法人京都大学 | 損傷評価技術の研究 | 17 |
2016 | 静岡大学(吉田研) | 鋼板の成形性・変形特性評価 | 16 |
2016 | 国立大学法人静岡大学 | 鋼板の成形性・変形特性評価 | 16 |
2018 | 株式会社ヒロテック | Al/異種材料の自動車ドアへの適用研究 | 16 |
2018 | 国立大学法人東北大学 | 異相組織の腐食に及ぼす作用明確化技術開発 | 16 |
2016 | 北海道大学(鈴木研) | 還元原料からチタンを製造する技術開発 | 14 |
2016 | 京都大学(宇田研) | チタンの電析技術の開発 | 14 |
2016 | 国立大学法人大阪大学 | Mg/Al異材接合の組織と機械特性の関係調査 | 14 |
2016 | 国立大学法人北海道大学 | 還元原料からチタンを製造する技術開発 | 14 |
2016 | 国立大学法人京都大学 | チタンの電析技術の開発 | 14 |
2016 | 木ノ本伸線株式会社 | Mg合金のMIG溶接技術の確立 | 14 |
2017 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | 新規接着剤の開発 | 12 |
2017 | 株式会社ヒロテック | Al/異種材料の自動車ドアへの適用研究 | 12 |
2017 | 株式会社三菱総合研究所 | 近未来の自動車と構造材料への要求事項の調査 | 11 |
2016 | 株式会社名機製作所 | CFRPの構造設計・加工技術の開発 | 10 |
2016 | 株式会社戸畑製作所 | 高強度Mg合金形成の研究開発 | 10 |
2017 | 国立大学法人東京工業大学 | 強度・耐久性評価法(接着技術)の開発 | 10 |
2017 | 国立大学法人大阪大学 | マクロ塑性ひずみ分布・応力分布特性及び水素割れ測定技術 | 10 |
2018 | 学校法人静岡理工科大学 | 先端解析技術ならびに磁気特性評価技術の開発の内、先端解析技術の開発 | 10 |
2018 | 公立大学法人大阪府立大学 | 新規磁性材料のIPMモータへの適用技術の研究開発 | 10 |
2016 | 株式会社ヒロテック | Al/異種材料の自動車ドアへの適用研究 | 9 |
2018 | 国立大学法人名古屋工業大学 | 可変磁力モータの特徴を最大限に発揮するための普遍的設計技術の研究 | 9 |
2016 | 東レエンジニアリング株式会社 | CFRPの構造設計・加工技術の開発 | 8 |
2018 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | モデル材料系による保持力発現の原理検証及び評価技術確立 | 8 |
2017 | 東レエンジニアリング株式会社 | CFRPの構造設計・加工技術の開発 | 7 |
2016 | ミリオン化学株式会社 | 難燃性Mg合金の促進腐食試験データの蓄積 | 6 |
2017 | 国立大学法人東北大学 | FeNi超格子粉末の構造解析・評価 | 6 |
2017 | 国立大学法人筑波大学 | 窒化・脱窒素によるFeNi超格子粉末合成 | 6 |
2017 | 学校法人同志社 | 電気化学法によるFeNi超格子粉末合成 | 6 |
2017 | 東英工業株式会社 | 先端解析技術ならびに磁気特性評価技術の開発の内、高スループット磁気特性評価技術の開発 | 6 |
2017 | 木ノ本伸線株式会社 | Mg合金のMIG溶接技術の確立 | 6 |
2018 | 国立大学法人東北大学 | FeNi超格子粉末の構造解析・評価 | 6 |
2018 | 国立大学法人筑波大学 | 窒化・脱窒素によるFeNi超格子粉末合成 | 6 |
2018 | 学校法人同志社 | 電気化学法によるFeNi超格子粉末合成 | 6 |
2016 | 株式会社アート1 | 難燃性Mg合金の屋外曝露データの蓄積 | 5 |
2017 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 | 先端解析技術ならびに磁気特性評価技術の開発の内、先端解析技術の開発 | 5 |
2017 | 株式会社名機製作所 | CFRPの構造設計・加工技術の開発 | 5 |
2018 | 東英工業株式会社 | 先端解析技術ならびに磁気特性評価技術の開発の内、高スループット磁気特性評価技術の開発 | 4 |
2018 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 | 先端解析技術ならびに磁気特性評価技術の開発の内、先端解析技術の開発 | 4 |
2017 | 学校法人静岡理工科大学 | 先端解析技術ならびに磁気特性評価技術の開発の内、先端解析技術の開発 | 3 |
2017 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 | FeNi超格子粉末の中性子回折による構造評価・解析 | 3 |
2017 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 先端解析技術ならびに磁気特性評価技術の開発の内、軸観察顕微鏡の高度化に関する研究 | 3 |
2017 | 株式会社戸畑製作所 | 高強度Mg合金形成の研究開発 | 3 |
2017 | ナガセケムテックス株式会社 | 新規接着剤の開発 | 3 |
2017 | 株式会社アート1 | 難燃性Mg合金の屋外曝露データの蓄積 | 3 |
2017 | ミリオン化学株式会社 | 難燃性Mg合金の促進腐食試験データの蓄積 | 3 |
2018 | 国立大学法人長岡技術科学大学 | 磁石製造の要素技術開発 | 3 |
2016 | サンスター技研株式会社 | 高減衰接着剤の基本組成検討 | 2 |
2017 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | 先端解析技術ならびに磁気特性評価技術の開発の内、先端解析技術の開発 | 2 |
2017 | 公立大学法人大阪府立大学 | 新規磁性材料のIPMモータへの適用技術の研究開発 | 2 |
2017 | 横浜ゴム株式会社 | 新規接着剤の開発 | 2 |
2016 | 大成プラス株式会社 | CFRPの構造設計・加工技術の開発 | 1 |