地震防災研究戦略プロジェクト
府省庁: 文部科学省
事業番号: 20-0269
担当部局: 研究開発局 地震・防災研究課
事業期間: 2011年〜2025年
会計区分: 一般会計
実施方法: 直接実施、委託・請負
事業の目的
国及び地方自治体による防災計画や、個人の防災意識の向上に貢献し、安全・安心な社会の構築を目指すため、以下の地震調査研究重点プロジェクトを実施する。
①日本海地震・津波調査プロジェクト ※令和2年度で終了
②南海トラフ広域地震防災研究プロジェクト ※令和元年度で終了
③地域防災対策支援研究プロジェクト ※平成29年度で終了
④防災対策に資する南海トラフ地震調査研究プロジェクト ※令和2年度より開始
⑤情報科学を活用した地震調査研究プロジェクト ※令和3年度より開始
事業概要
①日本海側では観測データ等が不足し、自治体の地震の想定や防災対策の検討が困難な状況にあることから、自治体の要望等も踏まえ、日本海側の地震・津波像の解明等を行う。
②南海トラフ域及び南西諸島海溝域を対象として構造調査、津波履歴調査並びにシミュレーション研究を行い、被害予測精度の向上を目指す。また効果的・効率的な防災・減災対策に貢献するための地域連携減災研究を行う。
③地域の防災力の向上のため、全国の大学等における理学・工学・社会科学分野の防災研究の成果をまとめるデータベースの構築とともに、大学等の研究成果の展開を図り、大学・自治体・事業者等の防災・減災対策への研究成果の活用を促進する。
④南海トラフ沿いの「異常な現象」(半割れ地震・スロースリップ等)発生後の推移について科学的・定量的評価を目指す理学研究と、社会の萎縮回避や事前対策として住民・企業等の防災対策・対応のあり方等を研究する工学・社会科学研究を連携して推進する。
⑤これまで蓄積されてきた莫大な地震計データ等をもとに、AI、ビッグデータといった情報科学分野の科学技術を活用した調査研究等を行い、従来の地震調査研究に新たな視点を展開することを目指す。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 653 | 0 | 0 | 0 | 0 | 653 | 650 |
2019 | - | 556 | 0 | 0 | 0 | 0 | 556 | 553 |
2020 | - | 682 | -0 | 0 | 0 | 0 | 681 | 677 |
2021 | - | 537 | 0 | 0 | 0 | 0 | 537 | - |
2022 | 775 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
①-1日本海地震・津波調査プロジェクトの進捗状況 ・日本海側の地震・津波発生モデルの構築、地震・津波発生予測の進捗
平成25年度以降の論文数、学会発表数(累積値) (目標:2020年度に528.0 回)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 回 | 408 回 |
2019 | - 回 | 454 回 |
2020 | - 回 | 496 回 |
①-2日本海地震・津波調査プロジェクトの進捗状況 ・調査・研究成果の自治体、事業者等への共有、地域での活用
平成25年度以降のテレビや新聞、雑誌などに掲載された件数(累積値) (目標:2020年度に99.0 回)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 回 | 64 回 |
2019 | - 回 | 86 回 |
2020 | - 回 | 104 回 |
④防災対策に資する南海トラフ地震調査研究プロジェクトの進捗状況 ・地震発生域の調査と地震・津波シミュレーション研究及び事前防災対策研究の進捗
令和2年度以降の論文数、学会発表数(累積値) (目標:2024年度に154.0 回)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 回 | - 回 |
2019 | - 回 | - 回 |
2020 | - 回 | 22 回 |
②-2南海トラフ広域地震防災研究プロジェクトの進捗状況 ・調査・研究成果の自治体、事業者等への共有、地域での活用
平成25年度以降のテレビや新聞、雑誌などに掲載された件数(累積値) (目標:2020年度に205.0 回)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 回 | 151 回 |
2019 | - 回 | 181 回 |
2020 | - 回 | - 回 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
地域研究会の開催回数 (①日本海地震・津波調査プロジェクト)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 7 回 | 7 回 |
2019 | 7 回 | 5 回 |
2020 | 6 回 | 7 回 |
調査・観測、シミュレーションの実施件数(累計) (①日本海地震・津波調査プロジェクト)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 14 件 | 14 件 |
2019 | 17 件 | 17 件 |
2020 | 19 件 | 19 件 |
地域研究会等の開催回数 (④防災対策に資する南海トラフ地震調査研究プロジェクト)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | - 回 | - 回 |
2019 | - 回 | - 回 |
2020 | 27 回 | 15 回 |
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | - 回 | - 回 |
2019 | - 回 | - 回 |
2020 | - 回 | - 回 |
地域報告会の開催回数 (③地域防災対策支援研究プロジェクト)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | - 回 | - 回 |
2019 | - 回 | - 回 |
2020 | - 回 | - 回 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | プロジェクトの管理運営・各種調査 | 420 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | プロジェクトの管理運営・各種調査 | 255 |
2020 | 国立研究開発法人防災科学技術研究所 | 地震活動情報評価 地震防災基盤シミュレータの構築 地域連携・情報発信 | 98 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | プレート固着・すべり評価 | 57 |
2020 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 地域産業活動のリスク評価 | 52 |
2020 | 国立大学法人京都大学 | 行動意識決定に資する情報提供 | 39 |
2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 地殻活動推移予測 | 32 |
2020 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 沖合構造調査 | 30 |
2020 | 国立大学法人京都大学 | 強震動予測 | 20 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 発災時の大都市機能の維持 | 20 |
2020 | 国立大学法人東北大学 | プレート固着・すべり評価 | 7 |
2020 | 国立大学法人新潟大学 | 津波堆積物の調査 | 6 |
2020 | 国立研究開発法人防災科学技術研究所 | 沿岸域の地震活動 | 6 |
2020 | 国立大学法人香川大学 | 災害情報リテラシー向上 | 4 |
2020 | 国立大学法人横浜国立大学 | 構成岩石モデルの構築 | 3 |
2020 | 国立大学法人徳島大学 | 災害情報リテラシー向上 | 2 |