水素エネルギー製造・貯蔵・利用等に関する先進的技術開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 20-0235
担当部局: 産業技術環境局 エネルギー・環境イノベーション戦略室
事業期間: 2014年〜2022年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 交付
事業の目的
本事業では、COP21でのパリ協定,、同協定をうけた長期戦略や革新的環境イノベーション戦略をふまえ、CO2の排出を伴わない水素の供給・利用システムを実現するための基盤技術を確立し、2030年時点における約700万トン／年のCO2排出量削減や、2040年以降の温室効果ガスの大幅削減の目標達成を目指す。
事業概要
本事業では、2040年以降という長期的視点を睨み、水素等の「カーボンフリーなエネルギーの新たな選択肢」としての地位を確立させることを目指す。具体的には、再生可能エネルギーからの高効率低コスト水素製造技術、水素の長距離輸送、長時間貯蔵を容易にするためのエネルギーキャリア技術及び大規模水素利用技術の先導的な研究開発に主として取り組む。
予算額・執行額
※単位は100万円
| 年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2018 | - | 900 | 0 | 0 | -55 | -2 | 843 | 843 |
| 2019 | - | 1,400 | 0 | 55 | -13 | -71 | 1,371 | 1,371 |
| 2020 | - | 1,500 | 0 | 13 | -225 | -16 | 1,272 | 1,272 |
| 2021 | - | 1,500 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,500 | - |
| 2022 | 1,320 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績（アウトカム）
2030年に水素の調達コスト30円/N㎥にする目処を付ける。
2030年における水素の調達コスト （目標：2030年度に30.0 ）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2018 | - | - |
| 2019 | - | - |
| 2020 | - | - |
水電解設備システムの初期投資コスト目標額
二次エネルギーとしての水素等を最大限に活用するため、低コスト・高効率水素製造装置の要素技術開発の確立 ※本事業については、事業終了後、すぐに成果につながるのではなく、技術が確立・普及し、水素の量産体制が整って初めて達成しうる目標であるため、中間時点で目標値を設定することは困難。 （目標：2022年度に5.0 万円／kW）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2018 | - 万円／kW | - 万円／kW |
| 2019 | - 万円／kW | - 万円／kW |
| 2020 | - 万円／kW | - 万円／kW |
水素利用発電における商用化発電コスト目標の達成するための発電効率の向上
2030年の商用発電コスト （目標：2030年度に17.0 ）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2018 | - | - |
| 2019 | - | - |
| 2020 | - | - |
活動指標及び活動実績（アウトプット）
水電解水素製造技術高度化のための基盤技術研究開発
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2018 | 45 件 | 45 件 |
| 2019 | 73 件 | 73 件 |
| 2020 | 61 件 | 61 件 |
大規模水素利用技術の研究開発の研究開発に係る要素技術の開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める年度毎の実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2018 | 7 件 | 10 件 |
| 2019 | 3 件 | 3 件 |
| 2020 | - 件 | - 件 |
超高効率発電システム基盤技術研究開発に係る要素技術の開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める年度毎の実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2018 | 13 件 | 13 件 |
| 2019 | 10 件 | 10 件 |
| 2020 | 23 件 | 23 件 |
エネルギーキャリアシステム調査・研究に係る要素技術の開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める年度毎の実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2018 | 3 件 | 3 件 |
| 2019 | 3 件 | - 件 |
| 2020 | - 件 | - 件 |
炭化水素燃料等からの二酸化炭素を排出しない水素製造技術の研究開発動向調査の調査項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める年度毎の実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2018 | 3 件 | 3 件 |
| 2019 | - 件 | 31 件 |
| 2020 | 19 件 | 19 件 |
主要な支出先
| 年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額（百万円） |
|---|---|---|---|
| 2020 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクトマネジメント業務 | 1,272 |
| 2020 | 東芝エネルギーシステムズ株式会社 | 高温水蒸気電解システムの研究 | 285 |
| 2020 | 公益財団法人地球環境産業技術研究機構 | 膜反応器を用いたメタン直接分解によるＣＯ２フリー水素製造技術 | 108 |
| 2020 | 国立大学法人横浜国立大学 | アルカリ水電解及び固体高分子形水電解の高度化 | 97 |
| 2020 | 株式会社伊原工業 | メタン直接分解による水素製造に関する技術調査 | 75 |
| 2020 | 国立大学法人東京工業大学 | 高性能・高耐久な固体高分子形および固体アルカリ水電解の材料・セルの設計開発 | 71 |
| 2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | アルカリ水電解及び固体高分子形水電解の高度化 | 57 |
| 2020 | 国立大学法人京都大学 | アルカリ水電解及び固体高分子形水電解の高度化 | 54 |
| 2020 | 国立研究開発法人理化学研究所 | 非貴金属触媒を利用した固体高分子型水電解の変動電源に対する劣化解析と安定性向上の研究開発 | 51 |
| 2020 | 国立大学法人東北大学 | アルカリ水電解及び固体高分子形水電解の高度化 | 47 |
| 2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | メタンの熱分解による水素製造技術の研究開発 | 38 |
| 2020 | 国立大学法人大阪大学 | 酸素水素燃焼タービン発電の共通基盤技術の研究開発 | 35 |
| 2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 酸素水素燃焼タービン発電の共通基盤技術の研究開発 | 35 |
| 2020 | 国立大学法人東京工業大学 | 酸素水素燃焼タービン発電の共通基盤技術の研究開発 | 31 |
| 2020 | みずほリサーチ＆テクノロジーズ株式会社 | 水素製造に関する情報収集・動向の俯瞰的調査 | 30 |
| 2020 | 国立大学法人岐阜大学 | メタンの熱分解による水素製造技術の研究開発 | 27 |
| 2020 | 東芝エネルギーシステムズ株式会社 | 酸素水素燃焼タービン発電の共通基盤技術の研究開発 | 25 |
| 2020 | デノラ・ペルメレック株式会社 | アルカリ水電解及び固体高分子形水電解の高度化 | 24 |
| 2020 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 | 酸素水素燃焼タービン発電の共通基盤技術の研究開発 | 23 |
| 2020 | 一般財団法人石炭フロンティア機構 | 酸素水素燃焼タービン発電の共通基盤技術の研究開発 | 16 |
| 2020 | 学校法人立命館 | アルカリ水電解及び固体高分子形水電解の高度化 | 13 |
| 2020 | 公立大学法人大阪府立大学 | アルカリ水電解及び固体高分子形水電解の高度化 | 13 |
| 2020 | 国立大学法人京都大学 | メタンの熱分解による水素製造技術の研究開発 | 10 |
| 2020 | 一般財団法人電力中央研究所 | 酸素水素燃焼タービン発電の共通基盤技術の研究開発 | 10 |
| 2020 | 株式会社ＩＨＩ | メタンの熱分解による水素製造技術の研究開発 | 7 |
| 2020 | 川崎重工業株式会社 | 酸素水素燃焼タービン発電の共通基盤技術の研究開発 | 4 |
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