戦略的国際共同研究推進事業(国益に直結した国際連携の推進に要する経費)
府省庁: 農林水産省
事業番号: 0197
担当部局: 農林水産技術会議事務局 国際研究官室
事業期間: 2014年〜2024年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
これまで、国際農林水産研究は、研究者個人等のネットワークに依存するところが大きく、組織的・体系的及び戦略的に実施することが課題とされてきたところである。このため、本事業では、社会経済のグローバル化や情報化の深化にあわせ、政府間の合意や行政ニーズに対応し、また近年増加傾向にある気候変動の進展や越境性病害虫の発生など地球規模課題解決のため、海外の農業研究機関の優れた知見を活用し世界の先端技術を積極的に導入するための国際共同研究の実施やその枠組みを推進し、「攻めの農林水産業」を実現させるための国内研究の加速化等にも寄与する。
事業概要
①G7及びG20等の多国間政策枠組や二国間のハイレベルでの合意事項及び行政ニーズに基づき、対象国・研究機関及び研究課題を特定し、当該国際研究機関との国際共同研究に関する覚書(MOU)締結に必要な調査・協議等を支援する。
②農林水産技術会議事務局とロシア科学基金やイスラエル農業・農村開発省が共同で定める研究開発分野において、ロシアやイスラエルの研究機関とそれぞれ国際共同研究パイロット事業を実施する。
③農林水産技術会議事務局とドイツ連邦食糧・農業省が共同で定める研究開発分野において、ドイツの研究機関とそれぞれの強みを活かした共同研究を実施する。
④我が国だけでは解決できない地球規模課題に対応するため、海外の農業研究機関と共同研究を実施する。
⑤我が国に深刻な被害をもたらす越境性病害虫の侵入を阻止等のため、中国の研究機関と共同研究を実施する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | - | 125 | 0 | 0 | 0 | 0 | 125 | 116 |
2018 | - | 126 | 0 | 0 | 0 | 0 | 126 | 125 |
2019 | - | 148 | 0 | 0 | 0 | 0 | 148 | 144 |
2020 | - | 143 | 0 | 0 | 0 | 0 | 143 | - |
2021 | 232 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
①平成29~平成30年度(2017~2018年度)の2年間に4件の覚書を交わし、多国間や二国間の枠組みでの国際共同研究を推進する。
締結された覚書数 (目標:2048年度に4 覚書数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 覚書数 | 3 覚書数 |
2018 | - 覚書数 | 1 覚書数 |
2019 | - 覚書数 | - 覚書数 |
②毎年度末に実施される評価委員会において年度達成率90%以上を達成する。
評価委員会において有識者評価(A、B、C、D)の平均がB評価(妥当(達成度90%))以上を達成した事業件数 (目標:2022年度に20 事業件数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 事業件数 | 13 事業件数 |
2018 | - 事業件数 | 13 事業件数 |
2019 | - 事業件数 | 13 事業件数 |
③毎年度末に実施される評価委員会において年度達成率90%以上を達成する。
評価委員会において有識者評価(A、B、C、D)の平均がB評価(妥当(達成度90%))以上を達成した事業件数 (目標:2020年度に3 事業件数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 事業件数 | - 事業件数 |
2018 | - 事業件数 | 3 事業件数 |
2019 | - 事業件数 | 3 事業件数 |
④毎年度末に実施される評価委員会において年度達成率90%以上を達成する。
評価委員会において有識者評価(A,、B、C、D)の平均がB評価(妥当(達成度90%))以上を達成した事業件数 (目標:2023年度に2 事業件数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 事業件数 | - 事業件数 |
2018 | - 事業件数 | - 事業件数 |
2019 | - 事業件数 | 2 事業件数 |
⑤毎年度末に実施される評価委員会において年度達成率90%以上を達成する。
評価委員会において有識者評価(A、B、C、D)の平均がB評価(妥当(達成度90%))以上を達成した事業件数 (目標:2024年度に3 事業件数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 事業件数 | - 事業件数 |
2018 | - 事業件数 | - 事業件数 |
2019 | - 事業件数 | - 事業件数 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
①海外の研究機関との共同研究の実施に係る連携構築を図るためのミッション派遣数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 2 ミッション | 5 ミッション |
2018 | 2 ミッション | 2 ミッション |
2019 | - ミッション | - ミッション |
②実施研究課題数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 10 課題数 | 13 課題数 |
2018 | 13 課題数 | 13 課題数 |
2019 | 13 課題数 | 13 課題数 |
③実施研究課題数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | - 課題数 | - 課題数 |
2018 | 3 課題数 | 3 課題数 |
2019 | 3 課題数 | 3 課題数 |
④実施研究課題数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | - 課題数 | - 課題数 |
2018 | - 課題数 | - 課題数 |
2019 | 2 課題数 | 2 課題数 |
⑤実施研究課題数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | - 課題数 | - 課題数 |
2018 | - 課題数 | - 課題数 |
2019 | - 課題数 | - 課題数 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2019 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 日本・ロシア間を移動する渡り鳥の調査による高病原性鳥インフルエンザ発生予察等 | 51 |
2019 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 | ロシア極東森林劣化共同研究 | 23 |
2019 | 国立大学法人東京農工大学 | 森林害虫マイマイガの個体群制御に向けた核多角体病ウイルスの生活史戦略の解明 | 9 |
2019 | 学校法人近畿大学 | 核酸誘導体を用いる鳥インフルエンザウイルス感染治療薬の開発 | 9 |
2019 | 国立大学法人山口大学 | ロシア極東用ネギ属品種育成に向けた分子テクノロジー開発と日露の遺伝資源調査 | 9 |
2019 | 国立大学法人神戸大学 | コムギいもち病に対する新規抵抗性遺伝子の探索及びコムギいもち病の発病機構の解明 | 8 |
2019 | International Maize and Wheat Improvement Center (CIMMYT) | コムギいもち病に対する新規抵抗性遺伝子の実用品種への導入 | 7 |
2019 | 国立大学法人京都大学 | コムギいもち病に対する新規抵抗性遺伝子の探索 | 5 |
2019 | 京都府公立大学法人 | コムギいもち病に対する圃場抵抗性遺伝子の探索 | 4 |
2019 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 土壌生物の補食機能を活用した下水処理水の潅漑利用における病原菌拡散抑制技術の開発 | 3 |