木材需要の創出・輸出力強化対策
府省庁: 農林水産省
事業番号: 0247
担当部局: 林野庁林政部、森林整備部 経営課、木材利用課、研究指導課
事業期間: 2018年〜2022年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負、補助
事業の目的
本事業では、本格的な利用期を迎えた森林資源を活かし、林業・木材産業の成長産業化を図るため、新たな木材需要を創出することを目的としている。
森林・林業基本計画における平成37年の国産材利用量4,000万m3の目標達成のためには、公共建築物の木造化・木質化や木質バイオマスのエネルギー利用等による新たな木材需要の創出を図るとともに、農林水産物輸出額目標1兆円の達成に向けて、丸太中心の輸出から、付加価値の高い木材製品の輸出拡大を進めることが必要であるため、本事業を実施する。
事業概要
1.民間部門主導の木造公共建築物等整備推進事業《補助:定額、事業実施主体:民間団体等》
民間部門が整備する公共建築物(低層)が全体の6割以上を占める状況を踏まえ、民間事業者等が主導する公共建築物等の木造化・木質化を推進するための取組を支援する。
2.「地域内エコシステム」構築事業≪補助(定額)、事業実施主体:民間団体等》
「地域内エコシステム」(地域の関係者の連携の下、熱利用又は熱電併給等により、森林資源を地域内で持続的に活用する仕組み)を構築し、木質バイオマスのエネルギー利用等を促進するため、地域の体制づくりや小規模な技術開発、技術面での相談・サポート等を支援する。
3.高付加価値木材製品輸出促進事業≪補助(定額)、事業実施主体:民間団体等≫
日本の高度な加工技術を活かした木材製品の輸出拡大を図るため、企業間の連携によるモデル的な輸出への取組や日本産木材製品の普及・PR等の取組を支援する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 559 | 0 | 0 | 0 | 178 | 737 | 731 |
2019 | - | 682 | 0 | 0 | 0 | 0 | 682 | - |
2020 | 857 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
単年度毎の民間部門が整備する低層の木造公共建築物棟数の増加
単年度毎の民間部門が整備する低層の木造公共建築物棟数 (目標:2020年度に4475 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 件 | - 件 |
令和2年度までの間、本事業により作成した「木材利用マニュアル(仮称)」及び成果報告書データへ閲覧件数を2,000件/年とする。
補助事業により作成した「木材利用マニュアル(仮称)」データへのアクセス件数 (事業実施年度の翌年度に計測) (目標:2020年度に2000 件/年)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 件/年 | - 件/年 |
木質バイオマス発電機(熱電併給)の導入数の増加
木質バイオマス発電機(熱電併給)の導入数 (目標:2020年度に170 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 件 | - 件 |
平成32年度までに「地域内エコシステム」モデルにおける燃料材利用量を4,000m3とする。
「地域内エコシステム」モデルにおける燃料材利用量 (目標:2020年度に4000 m3)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - m3 | - m3 |
平成31年までに、本事業の取組に関する木材製品輸出額を11億円とする
本事業の取組による木材製品輸出額 (目標:2019年度に11 億円)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 億円 | 9 億円 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
補助事業により作成する成果報告書の分野数 (民間部門主導の木造公共建築物等整備推進事業)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 3 件 | 2 件 |
民間事業者が整備する施設の木造化・木質化に係るノウハウの提供等を受ける地域協議会の数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 5 件 | 3 件 |
「地域内エコシステム」構築に向けたFS調査及び地域協議会運営支援実施件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 15 件 | 10 件 |
企業連携によるモデル的な取組件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 6 件 | 7 件 |
輸出先国でのセミナー実施回数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 5 件 | 5 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2018 | 一般社団法人日本森林技術協会 | 地域内エコシステム構築に向けたF/S調査、地域協議会運営支援、普及活動 | 71 |
2018 | 特定非営利活動法人活木活木森ネットワーク | 木質バイオマス利活用施設等の整備資金の利子助成 | 54 |
2018 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 | スギ等の地域材を原料に、中山間地域に適応した小規模なセルロースナノファイバー(CNF)製造技術の確立および用途開発 | 38 |
2018 | 一般社団法人日本木材輸出振興協会 | ポテンシャル調査、セミナーの開催等 | 34 |
2018 | 一般社団法人日本木材輸出振興協会 | 企業連携によるモデル的な取組への支援等 | 30 |
2018 | 一般社団法人全国木材組合連合会 | 木材関連事業者の登録の推進 | 26 |
2018 | 一般社団法人木を活かす建築推進協議会 | 各業界分野における民間部門主導の木造公共建築物等整備推進 | 24 |
2018 | 一般社団法人木を活かす建築推進協議会 | 地域における民間部門主導の木造公共建築物等整備推進 | 20 |
2018 | 国立大学法人岡山大学 | スギ等の木材から高付加価値な黒鉛を製造する技術の確立及び用途の開発 | 17 |
2018 | アーク日本株式会社 | スターリングエンジンを活用した薪ボイラーでの発電実証 | 16 |
2018 | ラブ・フォレスト株式会社 | 小型移動式チッパーの開発実証 | 16 |
2018 | 日本森林エネルギー開発株式会社 | スギを原料として製造され、様々な工業製品の材料となる新素材「改質リグニン」の事業性評価 | 15 |
2018 | 一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会 | 産業用等熱利用実態調査 | 11 |
2018 | 一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会 | 燃料材サプライチェーン実態調査 | 10 |
2018 | 一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会 | 地域内エコシステム構築サポート | 9 |
2018 | 一般社団法人全国林業改良普及協会 | ウェブサイトの掲載情報更新及び問合せ対応 | 8 |
2018 | 一般社団法人全国木材組合連合会 | 協議会による普及啓発活動 | 8 |
2018 | 株式会社ウッティかわい | 木造建築物、木質バイオマス利活用施設の施設整備 | 7 |
2018 | 株式会社グリーン・エネルギー研究所 | 木造建築物、木質バイオマス利活用施設の施設整備 | 7 |
2018 | 津軽バイオチップ株式会社 | 木造建築物、木質バイオマス利活用施設の施設整備 | 6 |
2018 | 一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会 | 地域内エコシステム技術開発支援 | 5 |
2018 | 一般社団法人日本森林技術協会 | 竹のマテリアル利用に向けた効率的な竹材生産技術の開発 | 5 |
2018 | 株式会社テイストライブ | 木造建築物、木質バイオマス利活用施設の施設整備 | 3 |
2018 | 株式会社ハートハンズ | 木造建築物、木質バイオマス利活用施設の施設整備 | 2 |
2018 | 二宮木材株式会社 | 木造建築物、木質バイオマス利活用施設の施設整備 | 2 |
2018 | 社会福祉法人来友会 | 木造建築物、木質バイオマス利活用施設の施設整備 | 2 |
2018 | 医療法人健成会鹿子生整形外科医院 | 木造建築物、木質バイオマス利活用施設の施設整備 | 1 |
2018 | 株式会社ハートコンサルタント | 木造建築物、木質バイオマス利活用施設の施設整備 | 1 |
2018 | 青木製材有限会社 | 木造建築物、木質バイオマス利活用施設の施設整備 | 1 |