輸送機器の抜本的な軽量化に資する新構造材料等の技術開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0220
担当部局: 産業技術環境局、製造産業局 産業技術プロジェクト推進室 金属課金属技術室 素材産業課 自動車課 航空機武器宇宙産業課
事業期間: 2014年〜2022年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負、交付
事業の目的
エネルギー使用量およびCO2排出量の大幅な削減等を実現するため、その効果が大きい自動車、鉄道車両等の輸送機器における抜本的な軽量化に繋がる革新的構造材料や革新的な高性能磁石等を開発すると共に、その関連技術(接合技術、リサイクル技術等)を確立する。
事業概要
部素材・製品メーカー、大学等が連携し、軽量化による輸送機器の省エネルギー化を目指し、強度、加工性等の複数の機能を大幅に向上した炭素繊維複合材料、革新鋼板、マグネシウム合金等非鉄軽金属材料等の高性能軽量材料の開発や、小型・高効率モーターを実現する従来以上に強力な磁石材料の開発等を行う。加えて、開発した材料を適材適所に配置することで高強度と軽量化の両立性を極限まで高めるマルチマテリアル化を実現する最適設計技術、異種材料の接着を含めた接合技術、リサイクル技術の開発を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | - | 4,000 | 0 | 13 | 0 | 204 | 4,217 | 4,217 |
2018 | - | 4,150 | 0 | 0 | -5 | 12 | 4,157 | 4,157 |
2019 | - | 3,350 | 0 | 5 | -1 | 50 | 3,404 | 3,404 |
2020 | - | 3,250 | 0 | 1 | 0 | 564 | 3,815 | - |
2021 | 3,300 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
令和12年度の車体軽量化等によるCO2排出量を464万t/年削減する。
CO2排出削減量 ※令和4年度の事業終了後、開発材を輸送機器に適用し軽量化を図ることによるCO2排出削減を指標としているため、向う3年での目標値設定は困難 (目標:2030年度に464 万t)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 万t | - 万t |
2018 | - 万t | - 万t |
2019 | - 万t | - 万t |
令和12年度の車体軽量化による革新金属材料の適用分としてCO2排出量を279万t/年削減する。
CO2排出削減量 ※令和4年度の事業終了後、開発材を輸送機器に適用し軽量化を図ることによるCO2排出削減を指標としているため、向う3年での目標値設定は困難 (目標:2030年度に279 万t)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 万t | - 万t |
2018 | - 万t | - 万t |
2019 | - 万t | - 万t |
令和12年度の車体軽量化による革新炭素繊維及びCFRP適用分としてCO2排出量を95万t/年削減する。
CO2排出削減量 ※令和4年度の事業終了後、開発材を輸送機器に適用し軽量化を図ることによるCO2排出削減を指標としているため、向う3年での目標値設定は困難 (目標:2030年度に95 万t)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 万t | - 万t |
2018 | - 万t | - 万t |
2019 | - 万t | - 万t |
令和12年度の開発した磁性材料を使用し、エネルギー効率を40%改善した高効率モーターを次世代自動車への適用分としてCO2排出量を90万t/年削減する。
CO2排出削減量 ※令和3年度の事業終了後、開発材をモーターに適用し高効率化を図ることによるCO2排出削減を指標としているため、向う3年での目標値設定は困難 (目標:2030年度に90 万t)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 万t | - 万t |
2018 | - 万t | - 万t |
2019 | - 万t | - 万t |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
マルチマテリアル化のための接合技術開発、設計技術開発に係る研究開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 20 件 | 20 件 |
2018 | 18 件 | 18 件 |
2019 | 18 件 | 18 件 |
革新金属材料開発に係る研究開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 24 件 | 24 件 |
2018 | 26 件 | 26 件 |
2019 | 26 件 | 26 件 |
革新炭素繊維および熱可塑性CFRPの開発に係る研究開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 21 件 | 21 件 |
2018 | 9 件 | 9 件 |
2019 | 9 件 | 9 件 |
戦略・基盤研究に係る研究開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 9 件 | 9 件 |
2018 | 14 件 | 14 件 |
2019 | 14 件 | 14 件 |
次世代自動車向け高効率モーター用磁性材料技術開発に係る研究開発項目における目標達成件数 ※実施方針に掲げる開発項目に対する中間評価時の目標達成度合
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 3 件 | 3 件 |
2018 | 3 件 | 3 件 |
2019 | 3 件 | 3 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2019 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクトマネジメント業務 | 3,404 |
2019 | 新構造材料技術研究組合 | 輸送機器の軽量材料、加工技術の研究開発 | 2,827 |
2019 | 高効率モーター用磁性材料技術研究組合 | 高効率モーターの開発 等 | 451 |
2019 | 国立大学法人京都大学 | マルチマテリアル設計技術開発 | 40 |
2019 | 国立大学法人北海道大学 | 腐食生成物の分析技術開発 | 22 |
2019 | 株式会社ヒロテック | Al/異種材料の自動車ドアへの適用研究 | 15 |
2019 | 国立大学法人東京大学 | 新材料の材料代替効果の評価手法の構築 | 14 |
2019 | 国立大学法人東京大学 | 難燃性Mg合金溶接継ぎ手の寿命予測計算モジュール開発 | 12 |
2019 | 国立大学法人豊橋技術科学大学 | 打ち抜きブランク端面の水素脆化割れの影響因子明確化 | 11 |
2019 | 国立大学法人東京工業大学 | 異材接合の腐食機構解明とモニタリング法の開発 | 10 |
2019 | 国立大学法人東北大学 | 異相組織の腐食に及ぼす作用明確化技術開発 | 10 |
2019 | 公立大学法人大阪府立大学 | 新規磁性材料のIPMモータへの適用技術の研究開発 | 8 |
2019 | 国立大学法人東北大学 | 水素脆化割れにおよぼす試験条件の影響評価 | 8 |
2019 | 国立大学法人名古屋工業大学 | 可変磁力モータの特徴を最大限に発揮するための普遍的設計技術の研究 | 7 |
2019 | 国立大学法人東京大学 | 熱可塑性CFRP 評価・解析技術の研究 | 6 |
2019 | 国立大学法人筑波大学 | 窒化・脱窒素によるFeNi超格子粉末合成 | 4 |
2019 | 国立大学法人東北大学 | FeNi超格子粉末の構造解析・評価 | 4 |
2019 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 | 先端解析技術ならびに磁気特性評価技術の開発の内、先端解析技術の開発 | 3 |
2019 | 学校法人静岡理工科大学 | 先端解析技術ならびに磁気特性評価技術の開発の内、先端解析技術の開発 | 3 |
2019 | 東英工業株式会社 | 先端解析技術ならびに磁気特性評価技術の開発の内、高スループット磁気特性評価技術の開発 | 3 |
2019 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | モデル材料系による保持力発現の原理検証及び評価技術確立 | 2 |
2019 | 国立大学法人東北大学 | 先端解析技術ならびに磁気特性評価技術の開発の内、高スループット磁気特性評価技術の開発 | 1 |
2019 | 国立大学法人長岡技術科学大学 | 磁石製造の要素技術開発 | 1 |