戦略的プロジェクト研究推進事業のうち農業分野における気候変動緩和技術の開発
府省庁: 農林水産省
事業番号: 0181
担当部局: 農林水産技術会議事務局 研究開発官(基礎・基盤、環境)室
事業期間: 2017年〜2021年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
パリ協定を受け、平成28年(2016年)5月に閣議決定された「地球温暖化対策計画」において、温室効果ガス(メタン、一酸化二窒素等)の大幅な排出削減を目指すこととされている。本事業は、農林水産分野の温室効果ガス排出源の約1/3を占める畜産分野からの排出削減を最終目的としている。このためには、家畜排泄物や牛個体からの温室効果ガスの排出低減を可能とする技術の開発が課題となっていることから、本事業を実施する。
事業概要
国立研究開発法人、大学、企業等の研究機関からなる研究コンソーシアムに委託して、畜産分野からの温室効果ガスの排出削減のため、温室効果ガスを低減する飼養管理技術(家畜排泄物管理を含む。)の開発や、温室効果ガスの発生が少ない牛の生体・個体差等に関する研究開発を実施する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | - | 120 | 0 | 0 | 0 | 0 | 120 | 120 |
2018 | - | 104 | 0 | 0 | 0 | 0 | 104 | 104 |
2019 | 144 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 90 | - |
2020 | 0 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
家畜において温室効果ガスの排出を20%以上削減する飼養管理技術等を3つ以上開発。
開発した飼養管理技術等の数 平成29年度(2017年度)~令和2年度(2020年度)の成果指標は研究課題評価による評価結果を用いる。 (目標:2021年度に3 技術数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 技術数 | - 技術数 |
2018 | - 技術数 | 100 技術数 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
活動指標の課題数は、毎年度、外部有識者等からなる運営委員会で課題の達成度を評価する小課題の数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 11 小課題数 | 11 小課題数 |
2018 | 11 小課題数 | 11 小課題数 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2018 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 排せつ物管理における温室効果ガスを削減する乳用牛、肉用牛飼料の研究開発 等 | 63 |
2017 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 排せつ物管理における温室効果ガスを削減する乳用牛、肉用牛飼料の研究開発 等 | 62 |
2017 | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 | 北海道における温室効果ガス排出係数の精緻化と削減方策の検討 | 16 |
2017 | 国立大学法人東北大学 | メタン産生量の個体差に影響する諸要因の解析(メタン発生量の少ない個体の生理学的特性解明) 等 | 12 |
2017 | 国立大学法人広島大学 | 育種現場に適応可能な新規メタン産生測定システムの開発 | 9 |
2018 | 茨城県 | 排せつ物管理における温室効果ガスを削減する採卵鶏飼料の研究開発 | 6 |
2018 | 独立行政法人家畜改良センター | 育種現場での多頭数の個体別メタン産生データの測定・蓄積 | 6 |
2017 | 群馬県 | 新規メタン産生測定システムの精度に及ぼす諸要因の解析 | 5 |
2017 | 国立大学法人北海道大学 | 草地飼料畑における温室効果ガス削減ポテンシャルの評価 | 5 |
2018 | 国立大学法人東北大学 | メタン産生量の個体差に影響する諸要因の解析(メタン発生量の少ない個体の生理学的特性解明) 等 | 5 |
2018 | 国立大学法人北海道大学 | 草地飼料畑における温室効果ガス削減ポテンシャルの評価 | 4 |
2018 | 岡山県 | 家畜生産における温室効果ガス評価モデルの開発と削減技術の評価 | 4 |
2018 | エア・ウォーター北海道株式会社 | 北海道における温室効果ガス排出係数の精緻化と削減方策の検討 | 4 |
2018 | 国立大学法人広島大学 | 育種現場に適応可能な新規メタン産生測定システムの開発 | 4 |
2017 | 独立行政法人家畜改良センター | 育種現場での多頭数の個体別メタン産生データの測定・蓄積 | 3 |
2017 | 茨城県 | 排せつ物管理における温室効果ガスを削減する採卵鶏飼料の研究開発 | 3 |
2018 | 群馬県 | 新規メタン産生測定システムの精度に及ぼす諸要因の解析 | 3 |
2017 | エア・ウォーター北海道株式会社 | 北海道における温室効果ガス排出係数の精緻化と削減方策の検討 | 2 |
2017 | 岡山県 | 家畜生産における温室効果ガス評価モデルの開発と削減技術の評価 | 2 |
2018 | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 | 北海道における温室効果ガス排出係数の精緻化と削減方策の検討 | 2 |
2017 | 国立大学法人京都大学 | 家畜生産における温室効果ガス評価モデルの開発と削減技術の評価 | 1 |