次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0033
担当部局: 商務・サービスグループ 生物化学産業課
事業期間: 2015年〜2020年
会計区分: 一般会計
実施方法: 補助
事業の目的
医療の課題として、患者のQOL（Quality of Life）を向上させるとともに、医療費増加の抑制を図りながら、医療制度の破綻を防ぐ必要があるところ、早期に疾病を探知し生存可能性を向上する「先制医療」、及び個人差を踏まえたより効能の高い治療を実現する「個別化医療」が求められている。
「先制医療」及び「個別化医療」の推進に向けた取組みの中で次世代治療・診断の基盤技術を開発することにより、医療分野での国際競争力を高め、産業発展に貢献する。
事業概要
「先制医療」及び「個別化医療」を推進するため、
①社会問題となっているがん・アルツハイマーを対象疾患とし、患者の負担が少ない低侵襲な方式で、早期に疾病を探知できる、マイクロRNAを用いた診断技術を開発する。
②個人差を踏まえ高い効能を実現するものの、我が国が出遅れている「バイオ医薬品」の製造技術を開発する。
③創薬コストの低減と創薬期間の短縮化を図るため、より大きな分子構造を持つ医薬品候補を探索するソフトウェア（革新的in silicoシミュレーション技術）を開発する。
④バイオ医薬品等の標的が限られている現状を克服する糖鎖利用技術を開発する。
平成30年度新規要求として、
⑤現在医薬品の主流であり、今後も市場での伸びが見込まれるバイオ医薬品について、その高度製造技術を開発する。
⑥次世代創薬シーズとして期待される中分子について、その革新的な創薬の基盤となる技術を開発する。
[補助率：定額（１０／１０）]
予算額・執行額
※単位は100万円
| 年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2015 | - | 5,270 | 0 | 0 | 0 | 450 | 5,720 | 5,715 |
| 2016 | - | 5,620 | 0 | 0 | 0 | 800 | 6,420 | 6,420 |
| 2017 | - | 5,305 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5,305 | - |
| 2018 | 7,028 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績（アウトカム）
平成35年度に国際基準に適合したバイオ医薬品製造技術の利用数10件。
開発成果による製品の導入実績 （平成35年度の指標はトータルシステムとしての導入実績） （目標：2023年度に10 件数）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2015 | - 件数 | 6 件数 |
| 2016 | - 件数 | 9 件数 |
平成35年度に、病気の原因となる標的タンパク質に対する医薬品候補化合物を特定するソフトウェアの国内製薬企業等の利用件数30件。
ソフトウェアの利用件数 （目標：2023年度に30 件数）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2015 | - 件数 | 18 件数 |
| 2016 | - 件数 | 26 件数 |
平成35年度に、がんやアルツハイマーを特定するために構築したデータベース及び特定に利用するマイクロRNA 測定技術を利用した製品数5件。
開発成果による製品の数 （目標：2023年度に5 件数）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2015 | - 件数 | - 件数 |
| 2016 | - 件数 | - 件数 |
効果的な治療を行うための糖鎖利用技術の利用数
各要素技術の開発成果等の利用実績 （目標：2025年度に125 件数）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2015 | - 件数 | - 件数 |
| 2016 | - 件数 | - 件数 |
バイオ医薬品の高度製造技術開発の社会実装
開発成果による製品の導入実績 （目標：2025年度に10 件数）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2015 | - 件数 | - 件数 |
| 2016 | - 件数 | - 件数 |
37年度に中分子創薬を支援する開発要素技術の国内製薬企業等での利用件数 30件
中分子創薬を支援する開発要素技術の国内製薬企業等での利用件数 （目標：2025年度に30 ）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2015 | - | - |
| 2016 | - | - |
活動指標及び活動実績（アウトプット）
バイオ医薬品製造技術の各工程の技術の確立数
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2015 | 9 件数 | 17 件数 |
| 2016 | 20 件数 | 64 件数 |
病気の原因となる標的タンパク質に対する医薬品候補化合物を特定するソフトウェアに係る革新的アルゴリズムの確立
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2015 | 60 ％ | 60 ％ |
| 2016 | 80 ％ | 80 ％ |
がんやアルツハイマーを特定するための診断アルゴリズム数
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2015 | 2 - | 2 - |
| 2016 | 3 - | 3 - |
候補となる糖鎖ターゲット分子の解析数（糖鎖配列等）
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2015 | - 件数 | - 件数 |
| 2016 | 2 件数 | 2 件数 |
バイオ医薬品の高度製造技術の各工程の技術を利用した試作品数
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2015 | - 件数 | - 件数 |
| 2016 | - 件数 | - 件数 |
主要な支出先
| 年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額（百万円） |
|---|---|---|---|
| 2016 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 | プロジェクト管理 | 6,420 |
| 2016 | 次世代バイオ医薬品製造技術研究組合 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 2,390 |
| 2016 | 国立研究開発法人国立がん研究センター | 体液中マイクロRNA測定技術基盤開発 | 671 |
| 2016 | 次世代天然物化学技術研究組合 | 天然化合物及びＩＴを活用した革新的医薬品創出技術 | 650 |
| 2016 | 東レ株式会社 | 体液中マイクロRNA測定技術基盤開発 | 519 |
| 2016 | 次世代天然物化学技術研究組合 | 天然化合物及びＩＴを活用した革新的医薬品創出技術 | 500 |
| 2016 | 高機能遺伝子デザイン技術研究組合 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 400 |
| 2016 | 一般社団法人バイオ産業情報化コンソーシアム | 体液中マイクロRNA測定技術基盤開発 | 177 |
| 2016 | 一般財団法人バイオインダストリー協会 | 糖鎖利用による革新的創薬技術開発 | 154 |
| 2016 | 慶應義塾 | 糖鎖利用による革新的創薬技術開発 | 78 |
| 2016 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 糖鎖利用による革新的創薬技術開発 | 74 |
| 2016 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 糖鎖利用による革新的創薬技術開発 | 72 |
| 2016 | 一般財団法人バイオインダストリー協会 | 糖鎖利用による革新的創薬技術開発 | 69 |
| 2016 | プレシジョン・システム・サイエンス株式会社 | 体液中マイクロRNA測定技術基盤開発 | 65 |
| 2016 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 天然化合物及びＩＴを活用した革新的医薬品創出技術 | 50 |
| 2016 | 国立大学法人東京大学 | 天然化合物及びＩＴを活用した革新的医薬品創出技術 | 50 |
| 2016 | 国立大学法人大阪大学 | 天然化合物及びＩＴを活用した革新的医薬品創出技術 | 31 |
| 2016 | 慶應義塾 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 30 |
| 2016 | プレシジョン・システム・サイエンス株式会社 | 糖鎖利用による革新的創薬技術開発 | 25 |
| 2016 | 国立大学法人東北大学 | 糖鎖利用による革新的創薬技術開発 | 18 |
| 2016 | 国立研究開発法人理化学研究所 | 天然化合物及びＩＴを活用した革新的医薬品創出技術 | 16 |
| 2016 | 株式会社ダイナコム | 体液中マイクロRNA測定技術基盤開発 | 15 |
| 2016 | 国立大学法人東京大学 | 天然化合物及びＩＴを活用した革新的医薬品創出技術 | 12 |
| 2016 | 国立大学法人群馬大学 | 体液中マイクロRNA測定技術基盤開発 | 10 |
| 2016 | 国立大学法人広島大学 | 糖鎖利用による革新的創薬技術開発 | 10 |
| 2016 | 国立大学法人広島大学 | 体液中マイクロRNA測定技術基盤開発 | 10 |
| 2016 | 国立大学法人大阪大学 | 体液中マイクロRNA測定技術基盤開発 | 10 |
| 2016 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 体液中マイクロRNA測定技術基盤開発 | 10 |
| 2016 | 学校法人創価大学 | 糖鎖利用による革新的創薬技術開発 | 9 |
| 2016 | 学校法人創価大学 | 糖鎖利用による革新的創薬技術開発 | 8 |
| 2016 | 国立大学法人群馬大学 | 糖鎖利用による革新的創薬技術開発 | 8 |
| 2016 | 国立大学法人東北大学 | 天然化合物及びＩＴを活用した革新的医薬品創出技術 | 7 |
| 2016 | 国立大学法人東北大学 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 3 |
| 2016 | 国立大学法人東京大学 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 3 |
| 2016 | 国立大学法人広島大学 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 2 |
| 2016 | 国立大学法人大阪大学 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 2 |
| 2016 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 2 |
| 2016 | 国立大学法人東京大学 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 2 |
| 2016 | 国立大学法人東京大学 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 2 |
| 2016 | 国立大学法人広島大学 | 糖鎖利用による革新的創薬技術開発 | 1 |
| 2016 | 国立大学法人広島大学 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 1 |
| 2016 | 国立大学法人大阪大学 | 糖鎖利用による革新的創薬技術開発 | 1 |
| 2016 | 国立大学法人大阪大学 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 1 |
| 2016 | 国立大学法人東京大学 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 1 |
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