二国間クレジット制度(JCM)推進のためのMRV等関連する技術高度化事業

府省庁: 環境省

事業番号: 0075

担当部局: 地球環境局 総務課研究調査室

事業期間: 2014年〜終了予定なし

会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定

実施方法: 委託・請負

事業の目的

アジア太平洋地域の途上国では温室効果ガスのインベントリデータが十分に得られないことから、GOSAT後継機の開発や衛星データを補完する地上観測設備等の整備を通して、JCMのための温室効果ガス算定・報告・検証(MRV)の精度向上を行う。また、低炭素社会実現に向け、都市及び地域単位で社会システム整備を行い、GOSAT後継機及び地上観測設備等との連携により、アジア諸国等におけるエネルギー起源二酸化炭素排出削減と効果検証につなげる。

事業概要

温室効果ガスMRVの精度向上を通してJCMを推進するため、GOSAT後継機の観測センサ開発、観測センサを搭載する人工衛星バス開発、観測データの受信・処理を行う地上設備の開発を行う。また、GOSAT後継機の観測センサの精度向上と、後継機から観測を開始する一酸化炭素や低寿命気候汚染物質について、衛星データの補完・比較のための都市域において観測設備の整備を行う。さらに、それらのデータを用いた具体的な施策として、インドネシア、モンゴルにおいて低炭素システムの検証を行い、低炭素社会実現に向けた施策立案等につながるような機器導入とその評価を実施する。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2014-2,90000002,9002,822
2015-3,43000003,4303,366
2016-4,42100004,421-
20174,382-------
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額201420152016201701k2k3k4k5kHighcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

活動指標及び活動実績(アウトプット)

GOSAT後継機の打ち上げまでは、①平成26年度:センサ-開発1式、②平成27年度以降:人工衛星バス開発1式、③平成27年度以降:データ処理アルゴリズム開発1式、④平成29年度:GOSAT後継機の打ち上げ、をアウトプット指標として設定する。

年度当初見込み活動実績
2014- -
2015- -

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2015国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構GOSAT後継機に求められる観測精度等を満足し、かつGOSAT の開発・軌道上運用で得られた知見を反映した観測センサを実現するために、観測センサ及び衛星バスの製作を実施する。2,650
2015三菱電機株式会社GOSAT後継機に求められる観測精度等を満足し、かつGOSAT の開発・軌道上運用で得られた知見を反映した観測センサを実現するために、観測センサ及び衛星バスの製作を実施する。 2,454
2015国立研究開発法人国立環境研究所JCMを実施するインドネシアにおいて、面的な広がりをもった低炭素社会を先導する実験的な事業地区・都市を設定し、当該地区・都市の温室効果ガスの排出計測システムを整備することにより、その地域特性を活かした低炭素促進支援システムの設計、提案を行うとともに、実際に低炭素促進支援システムの導入業務を実施し、その効果を把握する。 282
2015学校法人中央大学JCMを実施するモンゴルにおいて、グリーン開発による草原劣化防止および再生可能エネルギー利用の冷凍貯蔵技術による食肉貯蔵システムの設計・提案・導入業務を推進する。235
2015国立研究開発法人国立環境研究所JCM事業における温室効果ガス排出削減事業による温室効果ガスの排出量低減効果を大気観測から推定するための技術を平成30年度末までに開発評価することを目標として、衛星観測に加えて地上などに設置する各種観測システム開発と、大気輸送モデルからなる解析技術の開発事業を行う。148
2015株式会社日立製作所冷凍貯蔵システムの開発業務63
2015富士通株式会社エネルギー消費量共有装置の設計・開発業務62
2015国立研究開発法人国立環境研究所草原の二酸化炭素吸収量の評価業務28
2015国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構GOSAT-2に搭載される温室効果ガス観測センサⅡ型(FTS-2)の雲回避機能の検証を行う。20
2015ボゴール農科大学JCMを実施するインドネシアにおいて、面的な広がりをもった低炭素社会を先導する実験的な事業地区・都市を設定し、当該地区・都市の温室効果ガスの排出計測システムを整備することにより、その地域特性を活かした低炭素促進支援システムの設計、提案を行うとともに、実際に低炭素促進支援システムの導入業務を実施し、その効果を把握する。12
2015紀本電子工業株式会社温室効果ガス観測システム輸送・設置業務12
2015三菱電機株式会社GOSAT-2に搭載される温室効果ガス観測センサⅡ型(FTS-2)の雲回避機能の検証を行う。12
2015公益財団法人地球環境戦略研究機関JCMを実施するインドネシアにおいて、面的な広がりをもった低炭素社会を先導する実験的な事業地区・都市を設定し、当該地区・都市の温室効果ガスの排出計測システムを整備することにより、その地域特性を活かした低炭素促進支援システムの設計、提案を行うとともに、実際に低炭素促進支援システムの導入業務を実施し、その効果を把握する。10
2015バンドン工科大学JCMを実施するインドネシアにおいて、面的な広がりをもった低炭素社会を先導する実験的な事業地区・都市を設定し、当該地区・都市の温室効果ガスの排出計測システムを整備することにより、その地域特性を活かした低炭素促進支援システムの設計、提案を行うとともに、実際に低炭素促進支援システムの導入業務を実施し、その効果を把握する。8
2015株式会社エイ・イー・エス航空機搭載用モデルを用いた雲回避アルゴリズムの検証を行う。6
2015一般社団法人海外環境協力センター温室効果ガス推定方法の検討業務4

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