資源評価精度向上のための次世代型計量魚群探知機の開発事業
府省庁: 農林水産省
事業番号: 0273
担当部局: 水産庁 増殖推進部研究指導課
事業期間: 2015年〜2017年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
水産資源の持続的発展の観点から資源管理を強化するためには、その基盤となる資源評価の精度をより高いものにする必要がある。このため、魚群量のみを把握する従来型の魚群探知機を大幅に改良し、魚種や体長を把握できる次世代型計量魚群探知機を開発することで、データを格段に効率的に収集し、高精度な資源評価の実施及び生物的許容漁獲量(ABC)の設定に貢献する。
事業概要
資源評価に必要な資源情報を効率的に収集できる資源調査手法を確立するため、広範囲の周波数の音波を利用し、魚の種類及びサイズが判別でき、有用な水産資源が分布する深度域の対象物の特性を詳細に把握できる次世代型計量魚群探知機の開発を行う(委託)。
次世代型魚群探知機のシステム(全体構想)設計を行ったうえで、主要ユニットである広帯域音響送受波器の設計及び素子試作評価、送受信機及び信号処理装置の基本設計を行う(委託)。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | - | 44 | 0 | 0 | 0 | 0 | 44 | 32 |
2016 | 37 | 36 | 0 | 0 | 0 | 0 | 36 | 36 |
2017 | 33 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 30 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
平成29年度までに、開発する装置により「音響のみ」で魚種判定、体長計測、魚量計測が新たに可能となる魚種数を8種増加させる(現3種)
魚群探知機のみで魚種判定、体長計測、魚量計測が可能な魚種の数。 (目標:2017年度に11 魚種数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2015 | - 魚種数 | 3 魚種数 |
2016 | - 魚種数 | 7 魚種数 |
2017 | - 魚種数 | 11 魚種数 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
資源評価精度向上のための次世代型計量魚群探知機を開発するために取り組んだ課題数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2015 | 3 課題 | 3 課題 |
2016 | 3 課題 | 3 課題 |
2017 | 3 課題 | 3 課題 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2015 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | 次世代型計量魚群探知機の開発 | 20 |
2016 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | 次世代型計量魚群探知機の開発 | 20 |
2017 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | 次世代型計量魚群探知機の開発 | 16 |
2016 | 古野電気株式会社 | 次世代型計量魚群探知機の開発 | 16 |
2016 | 古野電気株式会社 | 次世代型計量魚群探知機の開発 | 16 |
2017 | 古野電気株式会社 | 次世代型計量魚群探知機の開発 | 13 |
2015 | 古野電気株式会社 | 次世代型計量魚群探知機の開発 | 11 |
2017 | 国立大学法人東京海洋大学 | 次世代型計量魚群探知機の開発 | 0 |