安全な漁業労働環境確保事業
府省庁: 農林水産省
事業番号: 0288
担当部局: 水産庁 漁政部企画課
事業期間: 2013年〜2017年
会計区分: 一般会計
実施方法: 補助
事業の目的
漁船の海難による死者・行方不明者は、全船舶の中で最も多い。このため、漁船の労働災害を防止する計画を作成し実施する「安全推進員」を養成し海難事故の減少を図る。また、遊漁船の海難事故及び漁村等の海浜における遊漁者の転落事故の減少を図る。
事業概要
以下の支援を行うことにより、漁船における海難事故の減少や遊漁船の安全確保を図る。
(1)安全な漁業労働環境確保事業 [補助率:定額]
①海難事故の分析やライフジャケット等の選定等を行う漁業労働環境カイゼン対策会議の開催
②漁船の労働災害を防止する計画を作成し実施する「安全推進員」の養成
(2)遊漁安全指導等推進事業 [補助率:定額]
①遊漁船事故情報の収集・分析
②遊漁船業者等に対して安全講習会を開催
③各種イベントや遊漁船に指導員を派遣し、現場で遊漁の安全等指導を実施
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | - | 24 | 0 | 0 | 0 | 0 | 24 | 24 |
2014 | - | 22 | 0 | 0 | 0 | 0 | 22 | 22 |
2015 | - | 19 | 0 | 0 | 0 | 0 | 19 | 19 |
2016 | 16 | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 | 16 | 16 |
2017 | 16 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
平成27年までに、平成18年~22年の間の漁船から海中転落した死者・行方不明者の年間平均人数125人を、約1割(12人)削減。 【達成度の計算式】 達成度(%)={(当該年度の目標値-当該年度の成果実績値)/当該年度の目標値}×100+100
漁船海難等による死者・行方不明者数 (目標:2015年度に113 人)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 人 | 114 人 |
2015 | - 人 | 70 人 |
2016 | - 人 | - 人 |
平成23年~27年(第9次交通安全基本計画)の間の漁船事故隻数(本邦に寄港しない外国籍漁船を除く)の年平均隻数662隻を平成32年までに少なくとも587隻未満とする。 (第10次交通安全基本計画の目標) 【達成度の計算式】 達成度(%)={(当該年度の目標値-当該年度の成果実績値)/当該年度の目標値}×100+100
漁船の事故隻数 (目標:2017年度に632 隻)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 隻 | - 隻 |
2015 | - 隻 | - 隻 |
2016 | - 隻 | 626 隻 |
平成27年までに、平成18年~22年の間の遊漁船事故の年間平均隻数82件を、約1割(8隻)削減。 【達成度の計算式】 達成度(%)={(当該年度の目標値-当該年度の成果実績値)/当該年度の目標値}×100+100
遊漁船の事故隻数 (目標:2015年度に74 隻)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 隻 | 71 隻 |
2015 | - 隻 | 61 隻 |
2016 | - 隻 | - 隻 |
平成23年~27年(第9次交通安全基本計画)の間の遊漁船事故の年平均隻数72隻を平成32年までに少なくとも64隻未満とする。 (第10次交通安全基本計画の目標) 【達成度の計算式】 達成度(%)={(当該年度の目標値-当該年度の成果実績値)/当該年度の目標値}×100+100
遊漁船の事故隻数 (目標:2017年度に68 隻)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 隻 | - 隻 |
2015 | - 隻 | - 隻 |
2016 | - 隻 | 65 隻 |
平成29年度までに約4,600人(沿岸漁業:全国の漁港数約3,000箇所に1名配置+沖合・遠洋漁業:指定漁業の許可隻数1,600隻に1名配置)の安全推進員を確保するため、H25年度~H29年度まで、年間900人の安全推進員を確保する。 【達成度の計算式】 達成度(%)=当該年度の成果実績値/当該年度の目標値
養成した安全推進員数 (目標:2017年度に900 人)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 人 | 958 人 |
2015 | - 人 | 1196 人 |
2016 | - 人 | 720 人 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
安全推進員養成講習会の開催回数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 30 回 | 31 回 |
2015 | 30 回 | 40 回 |
2016 | 30 回 | 33 回 |
遊漁船業者等安全講習会開催回数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 18 回 | 14 回 |
2015 | 14 回 | 14 回 |
2016 | 12 回 | 12 回 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | 一社 全国漁業就業者 確保育成センター | 漁業労働環境カイゼン対策会議の開催、沖合・遠洋講習会開催、沿岸講習会 開催等 | 14 |
2015 | 一般社団法人全国漁業就業者確保育成センター | 漁業労働環境カイゼン対策会議の開催、沖合・遠洋講習会開催、沿岸講習会開催等 | 12 |
2016 | 一般社団法人全国漁業就業者確保育成センター | 漁業労働環境カイゼン対策会議の開催、沖合・遠洋講習会開催、沿岸講習会開催等 | 9 |
2014 | 一社 全日本釣り団体協議会 | 遊漁安全確保推進事業(遊漁船業者等安全講習会及び海浜指導費) | 7 |
2015 | 一般社団法人全日本釣り団体協議会 | 遊漁安全確保推進事業(遊漁船業者等安全講習会及び海浜指導費) | 6 |
2016 | 一般社団法人全日本釣り団体協議会 | 遊漁安全確保推進事業(遊漁船業者等安全講習会及び海浜指導費) | 4 |
2014 | 独法 水産総合研究センター | ライフジャケット選定事業 | 2 |
2015 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | ライフジャケット選定事業 | 2 |
2014 | (株)IMOS | 遊漁安全確保推進事業(遊漁船事故情報収集・分析) | 1 |
2015 | 株式会社IMOS | 遊漁安全確保推進事業(遊漁船事故情報収集・分析) | 1 |
2016 | 株式会社IMOS | 遊漁安全確保推進事業(遊漁船事故情報収集・分析) | 1 |
2016 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | ライフジャケット選定事業 | 1 |