全炉心混合酸化物燃料原子炉施設技術開発費補助金

府省庁: 経済産業省

事業番号: 0350

担当部局: 資源エネルギー庁 原子力政策課 原子力技術室

事業期間: 1996年〜2017年

会計区分: エネルギー対策特別会計電源開発促進勘定

実施方法: 補助

事業の目的

エネルギー基本計画(平成26年4月閣議決定)において、「我が国は、資源の有効利用、高レベル放射性廃棄物の減容化・有害度低減等の観点から、使用済燃料を再処理し、回収されるプルトニウム等を有効利用する核燃料サイクルの推進を基本的方針としている。」、「核燃料サイクル政策については、これまでの経緯等も十分に考慮し、関係自治体や国際社会の理解を得つつ、再処理やプルサーマル等を推進するとともに、中長期的な対応の柔軟性を持たせる。」とされており、全炉心に混合酸化物燃料(MOX燃料)を装荷するフルMOX炉は、プルトニウムの有効利用の方法の一つとして、これまで技術開発が進められてきている。本事業では、この全炉心混合酸化物燃料原子炉(フルMOX炉)施設の安全性向上等に資する技術開発を支援する。

事業概要

全炉心に混合酸化物燃料(MOX燃料)を装荷するフルMOX炉は、ウラン炉心に比べてMOX燃料の割合が高くなるため、プルトニウムの特性を考慮した設計とする必要がある。そのため、高性能原子炉停止システム開発試験、燃料検査装置開発試験、大容量逃し安全弁開発試験等の安全性向上に資する技術開発等に要する費用について補助を行う。(補助率:1/2)
なお、大容量逃し安全弁の要素技術開発、インターナルポンプシステムの要素技術開発の成果が、他の原子力発電プラントで採用されており所要の成果が得られている。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2012-20000002000
2013-16000001600
2014-16000001606
2015-1000000100100
20161005000005050
20170000000-
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額201220132014201520162017050100150200250Highcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

現在の原子炉設備に装荷できるMOX燃料の割合を1/3から100%に上げる技術を開発し、軽水炉によるMOX燃料利用計画の柔軟性を拡げることによりプルトニウム需給のバランスに資することを目的とし、もって電源の多様化に資することを目指す。 ※目標最終年度については、原子力規制委員会による適合性審査を踏まえた大間原子力発電所の稼働の状況によるため、年度を確定することは適切ではない。

MOX燃料の装荷割合

年度当初見込み成果実績
2014- %- %
2015- %- %
2016- %- %

活動指標及び活動実績(アウトプット)

交付決定件数

年度当初見込み活動実績
20141 件1 件
20152 件2 件
20161 件1 件

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2015電源開発株式会社フルMOX-ABWR原子炉設備の開発75
2016電源開発株式会社フルMOX-ABWRの安全性向上に係る基本設計50
2015電源開発株式会社フルMOX-ABWRの安全性向上に係る基本設計25
2014一般社団法人日本原子力産業協会安全性向上原子力人材育成委託事業(安全性向上原子力人材育成支援調査事業)の実施10
2014電源開発株式会社フルMOX-ABWR原子炉設備の開発6

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