先進超々臨界圧火力発電実用化要素技術開発費補助金

府省庁: 経済産業省

事業番号: 0393

担当部局: 経済産業省 資源エネルギー庁  電力・ガス事業部 電力基盤整備課 電力需給・流通政策室

事業期間: 2008年〜2015年

会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定

実施方法: 補助

事業の目的

従来型石炭火力発電の中で最高効率である超々臨界圧火力発電(USC)では、蒸気温度の最高温度は630℃程度が限界で、熱効率も42~43%(送電端HHV)が原理的限界といわれてきた。しかしながら、近年の材料技術の進歩により、700℃以上の蒸気温度を達成できる可能性が見えてきたことから、これらの材料を活用した先進超々臨界圧火力発電技術(A-USC)を開発し、発電効率の向上を図る。

事業概要

A-USCは、蒸気温度700℃級で46%、750℃級で47%、800℃級で48%の高い熱効率(送電端HHV)の達成が可能な技術であり、2020年以降増大する経年石炭火力発電のリプレース需要に対応するため、早急に技術開発を進める必要がある。
そのため、蒸気温度700℃以上、蒸気圧力24.1MPa以上の蒸気条件に耐えられる電力産業用大容量ボイラー・タービンシステムの開発に必要な要素技術開発に対して支援を行う。【補助率:2/3】

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2012-1,10300001,103985
2013-1,52400001,5241,278
2014-2,12200002,1221,808
2015-1,84000001,8401,329
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額201220132014201505001000150020002500Highcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

活動指標及び活動実績(アウトプット)

A-USCに係る論文等の発表件数

年度当初見込み活動実績
2013- 件17 件
2014- 件24 件
2015- 件29 件

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2014三菱日立パワーシステムズ(株)A-USCにおけるタービン及び高温弁関連の開発を担当997
2015三菱パワー株式会社A-USCにおけるタービン及び高温弁関連の開発を担当564
2015株式会社東芝A-USCにおけるタービン関連の開発を担当429
2014(株)IHIA-USCにおけるシステム設計及びシステムの開発を担当249
2014(株)東芝A-USCにおけるタービン関連の開発を担当226
2014新日鉄住金(株)A-USCにおけるボイラ関連の開発を担当103
2015株式会社IHIA-USCにおけるシステム設計及びシステムの開発を担当93
2015三菱重工業株式会社A-USCにおけるボイラ及びタービン関連技術の開発及び実缶試験・回転試験を担当89
2015日本製鉄株式会社A-USCにおけるボイラ関連の開発を担当80
2014三菱重工業(株)A-USCにおけるボイラ及びタービン関連技術の開発及び実缶試験・回転試験を担当76
2014富士電機(株)A-USCにおける高温弁関連の開発を担当56
2014東亜バルブエンジニアリング(株)A-USCにおける高温弁関連の開発を担当54
2014岡野バルブ製造(株)A-USCにおける高温弁関連の開発を担当37
2015一般財団法人電力中央研究所システム評価29
2015富士電機株式会社A-USCにおける高温弁関連の開発を担当20
2015株式会社TVEA-USCにおける高温弁関連の開発を担当11
2014ABB日本ベーレー(株)A-USCにおける高温弁関連の開発を担当9
2015岡野バルブ製造株式会社A-USCにおける高温弁関連の開発を担当7
2015ABB日本ベーレー株式会社A-USCにおける高温弁関連の開発を担当7

レビューシートを開く

構想日本
日本大学尾上研究室
Visualizing.JP
特定非営利活動法人Tansa
JUDGIT! Chrome、Firefox、Safari、Edgeの
最新バージョンをご利用ください