人的組織的要因の体系的な考慮に係る規制研究事業

府省庁: 原子力規制委員会

事業番号: 0038

担当部局: 原子力規制庁 長官官房技術基盤グループ システム安全研究部門

事業期間: 2017年〜2022年

会計区分: エネルギー対策特別会計電源開発促進勘定

実施方法: 直接実施、委託・請負

事業の目的

プラントの設計、建設、運転等の各規制段階において安全性に影響を与える人的組織的要因を体系的に考慮するため、設計審査及び監視・検査制度を通じ人的組織的要因に係る規制要件の明確化に資する技術的知見等を蓄積する。

事業概要

原子力規制委員会は、IRRSにおいて明らかになった課題”人的組織的要因を体系的に考慮すること”等を踏まえ、人的組織的要因に関するプラントの設計審査及び監視・検査制度における規制要件の明確化を進めている。
本事業では、設計審査に対する規制要件の明確化に関しては、原子炉制御室等の設計の審査において人的組織的要因を考慮するための規則・基準類、審査・検査ガイドの策定に資する知見を整備する。監視・検査制度に関しては、現在進められている監視・検査制度の見直しを踏まえ、新たに求められる検査官能力の向上や品質管理・安全文化に関する審査・検査ガイドの策定に資する知見を蓄積する。 

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2017-01880-1170712
201821623011700140126
201917760000060-
2020134-------
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額2017201820192020-200-1000100200300Highcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

人的組織的要因を体系的に考慮するために必要となる、人間工学設計、品質管理・安全文化等に関する専門性の向上や技術基盤の構築・維持のために必要な技術的知見を得る。

目標とする技術知見の取得件数(年度毎の件数及び累積件数。年度毎/累積として右に示す。実績累積数は平成26年度以降の数) 成果実績の累積数 H28:0 H29:0 H30:3 最終年度における目標累積数は12 達成度の計算式は(各年度における累積数)/(最終年度における目標累積数) (目標:1992年度に3 件)

年度当初見込み成果実績
2017- 件- 件
2018- 件3 件

人間工学設計、品質管理・安全文化等に関する安全研究の成果を、設計審査に対する規制要件の明確化等の規制基準の策定、見直しに用いる。

人間工学設計、品質管理・安全文化等に関する安全研究の成果を規制基準等の策定、見直しに用いた件数 (目標:1992年度に1 件)

年度当初見込み成果実績
2017- 件- 件
2018- 件2 件

人間工学設計、品質管理・安全文化等に関する安全研究を通じて蓄積した知見を、原子炉制御室等の設計審査や現在見直しが進められている監視・検査等の個々の審査・検査等に活用する。

人間工学設計、品質管理・安全文化等に関する安全研究を通じて蓄積した知見を設計審査や監視・検査等の個々の審査等に活用した件数 (目標:1992年度に1 件)

年度当初見込み成果実績
2017- 件- 件
2018- 件1 件

活動指標及び活動実績(アウトプット)

人間工学設計、品質管理・安全文化等に係る知見を獲得するための試験、解析及び調査の作業件数 【内訳】 〇研究テーマ「人間工学設計」 調査件数:7件(平成30年度)、7件(平成31年度活動見込) 〇研究テーマ「品質管理・安全文化」 調査件数:7件(平成30年度)、0件(平成31年度活動見込) 〇研究テーマ「検査支援システム」 調査件数:3件(平成30年度)、0件(平成31年度活動見込) 〇研究テーマ「基盤技術の整備」 調査件数:9件(平成30年度)、0件(平成31年度活動見込)

年度当初見込み活動実績
2017- 件- 件
201826 件26 件

規制に活用する観点から安全研究等を通じて蓄積された技術的知見をNRA技術報告並びに査読のある論文誌及び国際会議のプロシーディングスで公表した件数 【内訳】 〇研究テーマ「人間工学設計」 NRA技術報告:1件(平成31年度活動見込み) 〇研究テーマ「品質管理・安全文化」 NRA技術報告:0件 〇研究テーマ「検査支援システム」 NRA技術報告:0件 〇研究テーマ「基盤技術の整備」 NRA技術報告:0件

年度当初見込み活動実績
2017- 件- 件
2018- 件- 件

規制に活用する観点から安全研究等を通じて蓄積された技術的知見を学会で発表した件数 【内訳】 〇研究テーマ「人間工学設計」 原子力学会発表:1件(平成30年度)、1件(平成31年度活動見込み) 〇研究テーマ「品質管理・安全文化」 原子力学会発表:0件 〇研究テーマ「検査支援システム」 原子力学会発表:0件 〇研究テーマ「基盤技術の整備」 原子力学会発表:0件

年度当初見込み活動実績
2017- 件- 件
2018- 件1 件

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2018NECネクサソリューションズ株式会社平成29年度 原子力規制検査業務システムのプロトタイプ構築業務29
2018MHI NSエンジニアリング株式会社平成29年度 原子炉制御室等の人間工学設計に関する海外規制動向の調査17
2018株式会社シー・エス・エー・ジャパン平成29年度 原子炉制御室等の人間工学設計に関する人間信頼性解析手法の最新技術動向調査及び試解析16
2018みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社平成29年度 人的組織的要因の体系的な考慮に係る規制研究(原子力規制検査等への情報処理技術の活用に関する調査)事業11
2018エヌ・ティ・ティラーニングシステムズ株式会社平成29年度 原子力規制検査ホームページのプロトタイプ構築業務10
2018三菱電機株式会社平成29年度 原子力プラント電気設備の更新に関する動向調査(PWR)8
2018MHI NSエンジニアリング株式会社平成29年度 安全保護装置等の深層防護のための多様化設備に関する調査6
2018インターナショナルアクセスコーポレーション平成29年度 米国における健全な安全文化の育成及び向上に関する最新知見の調査6
2018日立GEニュークリア・エナジー株式会社平成29年度 原子力プラント電気設備の更新に関する動向調査(BWR)5
2018インターナショナルアクセスコーポレーション平成29年度 安全文化の基本的想定の評価と改善についての調査5
2018株式会社ペスコ平成29年度 国内の原子力施設で発生した事故・トラブル事象の調査4

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