積層造形部品開発の効率化のための基盤技術開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0019
担当部局: 製造産業局 素形材産業室
事業期間: 2019年〜2023年
会計区分: 一般会計
実施方法: 交付
事業の目的
第4次産業革命が進展する中、ものづくりの付加価値を高めていくためには、積層造形技術を積極的に活用することが求められています。しかし、金属の積層造形技術は、そもそもの現象解明の研究さえも十分には進んでいないため、付加価値が高い複雑形状、高機能の部品や機能性合金の造形では、品質の再現性、均一性を確保することが難しく、新規開発に多大なコストと時間がかかることが課題となっています。本事業では、積層造形における金属の溶融凝固現象を解明するとともに、高度な計測・機械制御技術を開発し、高品質の確保、および金属の積層造形部品等の開発の効率化を目指します。
事業概要
積層造形技術を活用した金属部品等の開発を効率化するため、
(1)溶融凝固現象の解明(金属が溶けて固まるときの状況を観察・計測し、欠陥の原因と造形条件との関係性の解明等を行います。)
(2)高度モニタリング及びフィードバック制御機能の開発(高度モニタリング及びフィードバック制御機能を試験研究機に搭載するための要素技術を開発します。 それにより、積層造形による部品等の造形にあたり、品質の向上、安定性を確保します。)
(3)積層造形技術による開発・評価手法の開発(造形サンプルの試作及び評価を行い、最適な造形条件、組織分析、材料特性を研究します。また、積層造形技術を活用した金属部品開発などを効率的に行うための開発・評価手法を開発します。)
(4)ユーザー実証(ユーザーがこの基盤技術を利用するためのシステム構築・検証、初期データ蓄積などを行います。)
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | - | 151 | 0 | 0 | -1 | 12 | 162 | 162 |
2020 | - | 120 | 0 | 1 | 0 | 0 | 121 | - |
2021 | 320 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
素形材企業における積層造形技術を活用した金属部品等の開発の効率化を目指す。
素形材企業における積層造形技術を活用した金属部品等の開発期間の短縮率 (目標:2023年度に80 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2019 | - % | - % |
積層造形技術の普及に向け、金属3Dプリンタの国内素形材企業への導入促進を目指す。
金属3Dプリンタの国内素形材企業の事業所(従業員数30人以上)への導入数 (目標:2030年度に791 事業所数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2019 | - 事業所数 | - 事業所数 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
研究開発テーマ数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2019 | 3 数 | 3 数 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2019 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクト管理 | 162 |
2019 | 技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構 | 積層造形部品開発の効率化のための基盤技術開発 | 156 |