ロボット介護機器等福祉用具開発標準化事業 (旧ロボット介護機器・福祉用具開発標準化事業)
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0049
担当部局: 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課医療・福祉機器産業室
事業期間: 2018年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: 補助
事業の目的
介護需要の増加や介護者の慢性的な人材不足という社会課題をロボット技術の活用による解決するため、高齢者の自立支援等に資するロボット介護機器の開発・標準化を促進する。
また、企業とユーザー評価を担う機関・個人とが連携した福祉用具の開発・実用化への支援を行う。具体的には、厚生労働省及び関係機関と連携しつつ、共生社会の構築などの新たな社会課題・ニーズに対応するとともに、課題解決に向けて福祉用具がもたらす効果の普及・情報発信を行うことで、高齢者や障害者、介護者の福祉の増進に寄与し、我が国福祉用具産業の競争力強化を図る。
事業概要
【ロボット】厚生労働省と連携して策定した重点分野について、介護現場のニーズに基づいた自立支援等に資するロボット介護機器の開発支援(ロボット介護機器の開発費補助)を実施する。(補助)
ロボット介護機器の効果に係る評価を実施するとともに、新たな機器の安全基準を策定します。また、安全性に関する国際規格(ISO13482)とEUに基準適合(CEマーク)との連携を進める。(委託)
[補助率]
経済産業省→(研)日本医療研究開発機構 定額(10/10)→民間企業等(1/2、2/3)
経済産業省→(研)日本医療研究開発機構 定額(10/10)→民間企業等(委託)
【福祉】「福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律」(以下、「福祉用具法」という。)に基づき、(研)新エネルギー・産業技術総合研究開発機構(以下、「NEDO」という。)において、福祉用具の製品開発を担う企業とユーザー評価を担う機関・個人(福祉施設・介護施設)とが連携し、アクセシビリティ(利用しやすさ)に配慮した製品等の開発・実用化を支援する。(補助率:2/3、1/2)
また、実用化開発の課題選定等に用いるため、ユーザーニーズを踏まえた情報収集を行うとともに、福祉用具によって、解決されることやその役割・魅力についての普及活動を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 1,100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,100 | 1,100 |
2019 | - | 1,443 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,443 | - |
2020 | 1,400 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
【ロボット】採択したロボット介護機器の早期実用化を目指す
ロボット介護機器の実用化件数 (目標:2020年度に7 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 件 | - 件 |
【ロボット】ISO13482認証取得による安全性の高いロボット介護機器の普及を目指す
ISO13482認証取得企業社数 (目標:2020年度にNone 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 件 | - 件 |
【福祉用具】助成事業の支援終了後、3年経過時点、50%以上が市場製品化
高齢者や障害者、介護者の利用しやすさに配慮した製品の市場製品化件数
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - - | - - |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
【ロボット】自立支援型ロボット介護機器補助採択件数(新規)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 11 件 | 8 件 |
【ロボット】新たなロボット介護機器に必要とされる安全検証に係る基準開発数、試験方法開発数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 2 件 | 2 件 |
【福祉用具】助成事業の実施テーマ件数;新規4件以上
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 4 件 | 3 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2018 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 | ロボット介護機器開発事業、ロボット介護機器導入効果測定事業、安全基準・試験手法開発及び標準化事業 | 1,100 |
2018 | 社会福祉法人善光会 | ロボット介護機器の科学的効果検証研究 | 118 |
2018 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター | ロボット介護機器の効果検証のための標準的プロトコルの策定を目指す実証研究 | 113 |
2018 | CYBERDYNE株式会社 | 高齢者の歩行機能の維持・向上のための衣服型HALの研究開発 | 96 |
2018 | 株式会社リリアム大塚 | QOLを改善し介護負担を軽減する排尿支援機器に関する研究開発 | 76 |
2018 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 72 |
2018 | 株式会社ATOUN | 歩行支援用パワードウェアの試作開発 | 55 |
2018 | 日本電気株式会社 | 独居高齢者のフレイル重症化予防を実現するコミュニケーションロボットシステム開発 | 47 |
2018 | パナソニック株式会社 | センサー・コミュニケーションロボットで収集・蓄積した在宅高齢者の24時間の生活エビデンス活用による、見守りと自立化支援の介護業務支援プラットフォームの開発 | 46 |
2018 | 株式会社グッドツリー | センサー・コミュニケーションロボットで収集・蓄積した在宅高齢者の24時間の生活エビデンス活用による、見守りと自立化支援の介護業務支援プラットフォームの開発 | 42 |
2018 | 一般社団法人日本福祉用具・生活支援用具協会 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 33 |
2018 | 一般財団法人日本自動車研究所 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 26 |
2018 | 社会福祉法人善光会 | スマート介護プラットフォーム (Smart Care Operating Platform~SCOP~)の開発 | 25 |
2018 | 一般財団法人日本品質保証機構 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 22 |
2018 | 一般社団法人日本ロボット工業会 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 19 |
2018 | 独立行政法人労働者健康安全機構 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 16 |
2018 | 国立大学法人東海国立大学機構 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 15 |
2018 | 富士ソフト株式会社 | コミュニケーションロボットによる個々の高齢者の生活機能維持・改善の支援を目的とした促し機能の開発と評価 | 7 |