火山影響評価知見整備事業
府省庁: 原子力規制委員会
事業番号: 0038
担当部局: 原子力規制委員会原子力規制庁 長官官房技術基盤グループ 安全技術管理官 (地震・津波担当)付
事業期間: 2014年〜2018年
会計区分: エネルギー対策特別会計電源開発促進勘定
実施方法: 直接実施、委託・請負
事業の目的
新規制基準では、設計上の考慮を求める自然現象として新たに火山の影響を明記しており、審査においては事業者が行った評価の妥当性を国が厳格に確認していく必要がある。このため、火山影響評価に係る技術的知見を拡充するとともに、得られた技術的知見を原子力発電所の火山影響評価ガイドや審査へ反映することを目的とする。
事業概要
本事業は、火山活動の長期評価に関する指標策定と火山モニタリングに関する評価指標策定のための知見を取得するものである。具体的には、火山活動を繰り返す火山の長期評価に関する指標策定のための知見整備として、主要な火山の活動履歴と大規模噴火した火山活動に関する詳細調査(高精度の年代測定、ボーリング調査、岩石学的検討等)を実施する。また、火山モニタリングに関する評価指標策定のための知見整備として、過去に大規模噴火した火山での観測(地球物理学的・地球化学的観測)情報を整理し、前記の詳細調査結果を基に、大規模噴火の準備段階となるマグマ溜りと地殻変動の関係を推定する数値シミュレーション手法について検討を実施する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | - | 157 | 0 | 0 | 0 | 0 | 157 | 141 |
2015 | - | 257 | 0 | 0 | 0 | 0 | 257 | - |
2016 | 539 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
主要火山活動履歴情報を整備し、得られた知見を基に評価指標を策定し安全審査に反映することを成果目標とする。
主要56火山活動履歴情報をまとめたデータベースを構築し審査へ活用した件数 (目標:2014年度に1 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 件 | 1 件 |
火山影響評価のための評価指標を策定することを成果目標とする。
策定された評価指標の件数 (目標:2018年度に3 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 件 | - 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
H26年度は、主要56火山活動履歴情報をまとめたデータベースの構築に必要な火山活動履歴情報等の新知見の数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 10 件 | 10 件 |
H27年度は、地殻変動シミュレーションモデルの構築に必要な、マグマ溜まりの温度・圧力条件等の新知見の数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | - 件 | - 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 火山影響評価に係る技術知見の整備 | 138 |
2014 | 国立大学法人北海道大学 | 支笏カルデラの大規模噴火事例の検討 | 22 |
2014 | 独立行政法人防災科学技術研究所 | カルデラ噴火前兆評価シミュレーション技術開発 | 0 |