中間貯蔵設備長期健全性等試験委託費
府省庁: 原子力規制委員会
事業番号: 0029
担当部局: 原子力規制委員会原子力規制庁 長官官房技術基盤グループ 安全技術管理官(核燃料廃棄物担当)付
事業期間: 2005年〜2014年
会計区分: エネルギー対策特別会計電源開発促進勘定
実施方法: 委託・請負
事業の目的
使用済燃料の貯蔵事業については、現在青森県むつ市で金属キャスク方式の使用済燃料貯蔵施設が建設中であり、当該審査ではこれまで本事業で蓄積されたキャスク蓋部の長期にわたる経年劣化データ等を元に設計の妥当性を確認した。今後はコンクリートキャスク方式の施設の事業許可申請が見込まれるが、我が国では当該方式の施設に係る審査・運転実績はないことから、原子炉等規制法に基づく審査、検査等を適切に執行するため必要となる技術的知見を国自ら試験等を実施し取得することを目的とする。
事業概要
コンクリートキャスク方式を用いる使用済燃料貯蔵施設に係る技術要件の抽出及び整理を実施するとともに、我が国における当該施設導入時の審査に当たって必要となるコンクリートキャスクの長期健全性(特にステンレス製のキャニスタの応力腐食割れの進展)に関するデータを取得するための試験を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | - | 27 | 0 | 0 | 0 | 0 | 27 | 14 |
2013 | - | 48 | 0 | 0 | 0 | 0 | 48 | 43 |
2014 | - | 66 | 0 | 0 | 0 | 0 | 66 | 64 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
コンクリートキャスク方式の使用済燃料貯蔵施設を導入する際、審査に必要となる技術的根拠が整備されることを成果目標とする。
貯蔵容器の長期健全性評価のため、乾式貯蔵キャスクの長期健全性試験において評価した項目数を成果指標とする。 ※平成24~25年度は計画段階のため取得データはない。 (目標:2014年度に2 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2012 | - 件 | - 件 |
2013 | - 件 | - 件 |
2014 | - 件 | 2 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
コンクリートキャスク方式の使用済燃料貯蔵施設技術要件に係る調査項目数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2012 | 1 件 | 1 件 |
2013 | 2 件 | 2 件 |
2014 | 2 件 | 2 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 実環境下でのキャニスタの腐食試験等 | 64 |
2014 | JFEテクノリサーチ株式会社 | ステンレス鋼製キャニスタの応力腐食割れ加速試験による限界塩分濃度確認 (※)なお、落札率については非公表 | 7 |
2014 | 公益社団法人腐食防食学会 | コンクリートキャスク方式乾式貯蔵に係るステンレスキャニスタの応力腐食割れ(SCC)に関する調査 (※)なお、落札率については非公表 | 5 |
2014 | 株式会社電力テクノシステムズ | 気中塩分モニタリング装置の設置・保守維持 (※)なお、落札率については非公表 | 4 |
2014 | 株式会社ヴィジブルインフォメーションセンター | ステンレス鋼製キャニスタの応力腐食割れに関する感度解析ツールの作成 (※)なお、落札率については非公表 | 2 |