海水腐食評価事業
府省庁: 原子力規制委員会
事業番号: 0011
担当部局: 原子力規制委員会原子力規制庁 長官官房技術基盤グループ 安全技術管理官(システム安全担当)付
事業期間: 2014年〜2014年
会計区分: エネルギー対策特別会計電源開発促進勘定
実施方法: 直接実施、委託・請負
事業の目的
東京電力福島第一原子力発電所や中部電力浜岡原子力発電所5号機において、海水に晒された使用済燃料プール、冷却系配管等についての腐食挙動を明らかにすることにより、同発電所における設備・機器の健全性の評価及びその維持のための対策の妥当性を判断するための規制基盤を整備し、適切な規制活動の実施に資することを目的とする。
事業概要
本事業は、原子炉格納容器、使用済燃料プール及び冷却系配管に関する海水含有環境等での腐食挙動について、実際に晒されている環境を模擬した条件下で腐食試験等を実施し、以下の腐食評価に係る知見の整備を行う。また、その結果を基に設備・機器の健全性を評価する際の手法の妥当性について検証を行う。
①炭素鋼の腐食データ
②ステンレス合金の腐食データ
③アルミニウム合金の塩化物イオンを含むアルカリ腐食データ
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | - | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 | 58 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
平成30年度までに、福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画の変更認可申請に係る審査及び浜岡原子力発電所5号機の海水流入事象に関する監視・評価に活用することを成果目標とする。
審査、監視・評価を実施する発電所の数を成果指標とする。 (目標:2018年度に2 式)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 式 | - 式 |
平成30年度までに、腐食関係の学術論文誌に論文が掲載され広く社会に周知されることを成果目標とする。
査読を経て掲載される論文の数を成果指標とする。 (目標:2018年度に3 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 件 | - 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
①-1 炭素鋼の腐食評価手法に関する試験等の項目数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 1 式 | 4 式 |
①-2 炭素鋼配管の腐食評価手法に関する試験等の項目数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 2 式 | 7 式 |
②ステンレス合金の局部腐食に関する試験等の項目数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 2 式 | 3 式 |
③アルミニウム合金の腐食評価手法に関する試験等の項目数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | - 式 | - 式 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | 株式会社東芝 | 海水を含む冷却水環境中における炭素鋼管の腐食挙動評価試験 | 39 |
2014 | 国立大学法人東北大学 | 原子力発電設備への海水混入によるステンレス合金の局部腐食の発生と進展継続性評価に係る研究 | 8 |
2014 | JFEテクノリサーチ株式会社 | 不働態化炭素鋼のすきま腐食臨界電位評価試験 | 6 |
2014 | 株式会社ベストマテリア | 腐食進展予測モデルと試験水質に関する調査、等 | 4 |
2014 | 株式会社ベストマテリア | 局部腐食の進展停止条件に関する技術資料調査、応力腐食割れの進展停止条件に関する技術調査 | 2 |
2014 | 株式会社クリタ分析センター | 炭素鋼腐食試験の実施 | 1 |
2014 | 株式会社クリタ分析センター | 試験水質分析 | 1 |
2014 | JFEテクノリサーチ株式会社 | 試験後の試験片観察 | 0 |