省CO2加速化・基盤整備事業
府省庁: 環境省
事業番号: 0061
担当部局: 地球環境局 地球温暖化対策課
事業期間: 2014年〜2014年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負
事業の目的
大幅な省エネを進め、エネルギー消費を抜本的に削減(減エネ)することは、低炭素社会の創出に不可欠。更に、近年、特にエネルギーコストの負担が増大傾向にあることから、省CO2の推進により企業の競争力を強化することが重要。一方、例えば、業務部門におけるエネルギー消費の大幅な削減は、長期的には経済的メリットがあるものの、初期投資コストが高いことから導入が進んでいない。また、今後の省CO2の大幅な導入の鍵を握る水素についても、利用システム全体の成熟度が低いため、利用が大きく進んでいない状況。
これらのボトルネックを解消するため、本事業では、新しい省エネ導入手法やシステム実証、L2-Techの体系的整理等を行う。これにより、単なるエネルギー使用の合理化を超えた社会全体の大幅なエネルギー消費削減のための基盤を整備することにより、省CO2の加速化を進める。
事業概要
(1) リースを活用した業務部門等の省CO2改修加速化モデル事業
リースを活用した手法により、中小自治体や事業者が初期投資の課題を解決しつつ省CO2効果・経済的メリットがあることを検証する実証事業を行い、省CO2改修の導入を加速化させる。
(2) 水素利用の統合的システム確立に向けたFS調査事業
業務用向け燃料電池(FC)やFCバス等を用いた水素の統合的システム(サプライチェーン)を確立し、地域の抜本的な省CO2を図るため、水素・燃料電池分野の国内外の技術動向調査やCO2削減効果及び波及効果が高い水素サプライチェーンモデルの調査等を行う。
(3)BAT最大限の導入のための基礎情報整備事業
部門横断的にBATを体系的に整理し、環境省BATリストを作成。各部門のBAT導入の進捗状況を調査し、取組の強化策を検討。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | - | 400 | 0 | 0 | 0 | 0 | 400 | 188 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
(1)リースを活用した手法の効果検証を行った優良なモデルを構築する。
リースを活用した手法の効果検証を行った優良なモデル数 (目標:2014年度に6 件数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 件数 | 6 件数 |
(2)平成26年度までに5件のCO2削減効果及び波及効果が高い水素サプライチェーンモデルを導出する。
本事業の調査によって導出されたCO2削減効果及び波及効果が高い水素サプライチェーンモデルの数 (目標:2014年度に5 件数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 件数 | 5 件数 |
(3)登録された設備機器・技術数を100技術とする。
環境省BATリストに登録された設備機器・技術数 (目標:2014年度に100 数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 数 | 134 数 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
(1)本事業で調査を行う施設数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 25 件数 | 25 件数 |
(2)本事業で調査した水素サプライチェーンモデルの数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 10 件数 | 10 件数 |
(3)本事業でヒアリングを行った企業数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 50 件数 | 62 件数 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | デロイト トーマツ コンサルティング株式会社 | 水素・燃料電池分野の国内外の技術動向調査、当該調査結果を基にしたCO2削減効果及び波及効果が高い水素サプライチェーンモデルの調査等を行う。 | 79 |
2014 | 株式会社日建設計総合研究所 | 計画策定・計画書作成・執行管理、対象施設の調査等 | 54 |
2014 | 株式会社三菱総合研究所 | 事業の取り纏め、計画策定・計画書作成・執行管理、対象技術の調査等 | 35 |
2014 | 三菱UFJリース株式会社 | 設備・工事の調整・手配、効果検証 | 21 |
2014 | 株式会社システック環境研究所 | 対象施設の調査 | 11 |
2014 | 株式会社ピーエーシー環境モード | 対象施設の調査 | 11 |
2014 | 株式会社住環境計画研究所 本社 | 家庭部門に関する先導的低炭素技術基礎情報調査 | 8 |
2014 | 日比谷総合設備株式会社 | 工事の監理 | 8 |
2014 | エムアールアイリサーチアソシエイツ株式会社 | 平成26年度先導的技術基礎情報整備事業支援業務 | 7 |
2014 | 日比谷総合設備株式会社 | 対象施設の調査 | 7 |
2014 | 北堀電気工事株式会社 | 対象施設の工事 | 4 |
2014 | 小林電機工業株式会社 | 対象施設の工事 | 4 |
2014 | 薗田電気 | 対象施設の工事 | 3 |
2014 | 株式会社池大電機 | 対象施設の工事 | 2 |
2014 | 株式会社朋電舎 | 対象施設の工事 | 1 |
2014 | 株式会社富士電工 | 対象施設の工事 | 0 |
2014 | 静岡県藤枝市 | 導入設備のリース料 | 0 |
2014 | 静岡県川根本町 | 導入設備のリース料 | 0 |
2014 | 静岡県焼津市 | 導入設備のリース料 | 0 |