脳科学研究戦略推進プログラム・脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト

府省庁: 文部科学省

事業番号: 0223

担当部局: 研究振興局 ライフサイエンス課

事業期間: 2008年〜終了予定なし

会計区分: 一般会計

実施方法: 委託・請負

事業の目的

 高齢化、多様化、複雑化が進む現代社会が直面する様々な課題の克服に向けて、脳科学に対する社会からの期待が高まっている中、『社会に貢献する脳科学』の実現を目指し、脳科学研究を戦略的に推進する。さらに、平成26年度からは欧米が相次いで脳科学研究の大型プロジェクトを立ち上げる中、我が国として「脳機能ネットワークの全容解明」という目標を掲げ、オールジャパン体制で脳科学研究を加速させることにより、世界に先駆けた精神・神経疾患の克服や情報処理理論の高度化につなげるための基盤を構築する。

事業概要

 大学、研究機関等を対象に、実施機関を公募し、政策課題に対応して文部科学省が設定したミッションを大学、研究機関等が実施。
 脳内情報を解読・制御することにより、脳機能を理解するとともに脳機能や身体機能の回復・補完を可能とするブレイン・マシン・インターフェースの開発、脳科学研究の共通的な基盤となる先進的な実験動物リソースの開発、心身の健康を維持する脳の分子基盤と環境因子の解明・開発、精神・神経疾患の克服を目指す脳科学研究、及び脳科学研究を支える集約的・体系的な情報基盤の構築に関する5つの研究課題と全体に対して生命倫理支援を行う課題を事業として実施。また、平成26年度からは日本が世界に対して強みを持つ霊長類の遺伝子操作技術、光学系技術等のさらなる効率化・高度化を行うことで、霊長類の高次脳機能を担う神経回路の全容をニューロンレベルで解明し、精神・神経疾患の克服や情報処理技術の高度化等に貢献する事業を実施。 ※平成27年度以降、医療分野研究開発推進事業費補助金として計上(平成27年度レビューシート番号:新27-0025)

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2012-3,48700003,4873,491
2013-3,4883,1200003,4883,478
2014-5,48303,12002478,8508,847
2015-000000-
20160-------
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成果目標及び成果実績(アウトカム)

平成25年・26年:課題数x5を上回る論文掲載を達成する 平成27年:前年度を上回る論文掲載を達成する

本事業の成果としての論文数

年度当初見込み成果実績
2012- 件444 件
2013- 件331 件
2014- 件337 件

活動指標及び活動実績(アウトプット)

機関数 (平成25年、26年度は再委託方式に変更になったため減少)

年度当初見込み活動実績
2012- 機関数39 機関数
2013- 機関数21 機関数
2014- 機関数24 機関数

課題数 (平成25年、26年度は再委託方式に変更になったため減少)

年度当初見込み活動実績
2012- 課題数71 課題数
2013- 課題数30 課題数
2014- 課題数43 課題数

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2014独立行政法人理化学研究所革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明(中核拠点における研究体制構築のための環境整備) 3,120
2014独立行政法人理化学研究所革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明(中核拠点)1,394
2014国立大学法人名古屋大学情動の制御機構を解明するための神経情報基盤の構築352
2014公益財団法人実験動物中央研究所遺伝子改変マーモセットの汎用性拡大および作出技術の高度化とその脳科学への応用335
2014国立大学法人東京医科歯科大学生涯に亘って心身の健康を支える脳の分子基盤、環境要因、その失調の解明323
2014国立大学法人東京大学大規模脳画像解析とヒト―霊長類トランスレータブル脳・行動指標開発にもとづく精神・神経疾患の病態神経回路解明300
2014株式会社国際電気通信基礎技術研究所DecNefを応用した精神疾患の診断・治療システムの開発と臨床応用拠点の構築227
2014国立大学法人東京医科歯科大学変性性認知症による脳機能ネットワーク異常の全容解明200
2014国立大学法人京都大学脳血管障害とパーキンソン病における脳神経回路障害とその機能回復に 関わるトランスレータブル脳・行動指標の開発199
2014学校法人藤田学園 藤田保健衛生大学遺伝環境統計学的相互作用大規模解析による気分障害の病態メカニズムの解明188
2014独立行政法人科学技術振興機構国家課題対応型研究開発推進事業等の実施に係る支援業務71

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