サイバー攻撃複合防御モデル・実践演習
府省庁: 総務省
事業番号: 0076
担当部局: 情報流通行政局 サイバーセキュリティ課
事業期間: 2014年〜2016年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
近年巧妙化・複合化する標的型攻撃により、政府機関や民間企業等において情報漏えい等の被害が頻発している。これらの標的型攻撃に対する防御モデルの確立に向けた検討や攻撃を模擬した実践的な防御演習の実施に関する実証を行うことで、我が国の標的型攻撃への対応能力を強化し、国民が安心して安全に利用できるネットワーク環境を実現する。
事業概要
標的型攻撃等の巧妙化・複合化するサイバー攻撃に対する防御モデルの確立に向けた以下の実証を実施。
①標的型攻撃の解析:組織のLAN環境を模擬した大規模実証環境を用いて標的型攻撃の解析を行うことで標的型攻撃の解析手法の確立を図る。
②標的型攻撃の防御モデルの検討:標的型攻撃を検知し、対処するためのインシデントレスポンスについて検討し、攻撃による被害を防止する防御モデルの確立を図る。
③実践的防御演習の実施:組織のLAN環境を模擬した大規模実証環境を用いて、官公庁・大企業等のLAN管理者の参加による実践的なサイバー防御演習を実施し、標的型攻撃への対応能力の向上を図るとともに、必要なスキル項目の確立を図る。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | - | 450 | 0 | 0 | 0 | 0 | 450 | 449 |
2015 | - | 400 | 0 | 0 | 0 | 0 | 400 | 389 |
2016 | 600 | 717 | 0 | 0 | 0 | 0 | 717 | 689 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
平成28年度までに政府機関や全ての重要インフラ分野等において標的型攻撃への対処能力を向上させる
演習により標的型攻撃への対処能力の向上が図られた組織数(累計)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 組織 | 63 組織 |
2015 | - 組織 | 78 組織 |
2016 | - 組織 | 765 組織 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
サイバー防御演習の開催回数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 7 回 | 7 回 |
2015 | 8 回 | 7 回 |
2016 | 40 回 | 39 回 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | NTTコミュニケーションズ株式会社 | 標的型攻撃等のサイバー攻撃の解析、防御モデル策定、実践的防御演習実施の実施 | 449 |
2016 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 | 実践的サイバー防御演習の実施の請負 | 395 |
2015 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 | サイバー攻撃複合防御モデル・実証実験の請負。全体取りまとめ及び防御モデルの構築等 | 389 |
2016 | 日本電気株式会社 | 実践的サイバー防御演習(演習環境の構築/演習の実施等) | 260 |
2016 | 株式会社日立製作所 | サイバー攻撃複合防御モデル・実証実験の請負。全体取りまとめ及び防御モデルの構築等 | 197 |
2015 | 日本電気株式会社 | 実践的防御演習の実施に係るシステム構築および運営 | 106 |
2016 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 | サイバー攻撃対策防御モデルの検討 | 98 |
2016 | 日本電気株式会社 | 国際的な大規模イベント開催に向けたサイバーセキュリティの現状及び課題に関する調査研究の請負 | 97 |
2015 | 株式会社日立製作所 | サイバー攻撃の解析に係る実証実験の実施 | 83 |
2016 | トレンドマイクロ株式会社 | サイバー攻撃の解析(動的活動観測) | 16 |
2015 | 日本電気株式会社 | タイ国におけるサイバー防御演習の実施及びその効果等に関する調査研究 | 10 |
2016 | 株式会社FFRIセキュリティ | サイバー攻撃の解析(接続先の解析) | 8 |