化学兵器禁止機関(OPCW)・国連共同調査メカニズム(JIM)拠出金
府省庁: 外務省
事業番号: 0220
担当部局: 総合外交政策局 国連政策課
事業期間: 2017年〜2017年
会計区分: 一般会計
実施方法: その他
事業の目的
シリアでの化学兵器使用の責任者特定調査を行う化学兵器禁止機関(OPCW)と国連による共同調査メカニズム(JIM:Joint Investigative Mechanism)の活動を支援する。
これにより,シリア化学兵器使用の責任の所在が明らかになり,今後の化学兵器使用を抑止する効果も期待される。また,シリア政治プロセスの進展に貢献し,シリア社会に安定をもたらす。
中東地域の安定は,国際社会における重要課題であり,当該地域での重要な調査活動を行っているJIMに対し支援を行うことで,積極的平和主義を掲げる我が国が,安全保障理事会及び他の大型外交舞台において,我が国による国際の平和と安全への貢献を発信することが可能となる。
事業概要
シリアでは,2011年から内戦が継続する中,化学兵器が繰り返し使用される事態が発生し,OPCW事実関係調査ミッション(FFM)が調査を行ってきた。FFMは,化学兵器の使用疑義について調査・確認を行うが,化学兵器使用の責任については結論を下すマンデートを持たないため,2015年8月,JIMを設置する安保理決議第2235号が採択され,JIMは,同年11月からその活動を開始した。JIMは,化学兵器が使用されたとFFMが決定したシリアにおける特定の事案に関し,関与したとみられる個人,団体,集団及び政府を特定するための調査を行う。2016年11月には,JIMのマンデートが1年間延長されたが,2017年11月,マンデート更新のための安保理決議が否決され,活動を終了。本拠出金は,JIMの活動経費を賄うもの。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 200 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
FFMがシリアにおいて化学兵器が使用されたと判断した事案における関与者・責任者を特定し化学兵器の使用抑止を図る。
JIMが実際に調査に着手した事例のうち,化学兵器使用の責任者が特定された事例の数。 なお,FFMにより化学兵器使用が認められる案件が報告された場合,これらに関して平成29年度にJIMが調査を実施することになる。
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 案件数 | 2 案件数 |
FFMがシリアにおいて化学兵器が使用されたと判断した事案における関与者・責任者を特定し化学兵器の使用抑止を図る。
FFMにより化学兵器使用が認められた案件のうち,JIMが実際に調査に着手した事例の数。
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 案件数 | 2 案件数 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
報告書の提出回数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | - | 3 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2017 | 化学兵器禁止機関(OPCW)・国連共同調査メカニズム(JIM) | シリアにおける化学兵器の使用者特定 | 100 |