国際原子力機関(IAEA)技術協力基金拠出金
府省庁: 外務省
事業番号: 20-0177
担当部局: 軍縮不拡散・科学部 国際原子力協力室
事業期間: 1959年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: その他
事業の目的
本拠出金は、IAEAが技術協力を実施するための主要財源。IAEAはその加盟国のうち、主に途上国に対して原子力分野での技術協力等を実施し、核兵器不拡散条約(NPT)の3本柱の一つであり、かつIAEAの二大目的の一つである原子力の平和的利用を促進している。本拠出金により、IAEAによる原子力の平和的利用に係る活動を支援し、途上国の核不拡散や原子力安全の維持・強化へのコミットを促すことでNPT体制の強化をはかり核軍縮・核不拡散に関する国際社会の努力を推進するとともに、途上国の社会・経済的発展を支援し、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に寄与する。
事業概要
IAEAは、同機関が有する原子力技術にかかる専門性やネットワークを活かし、開発途上国の要請に基づいて専門家派遣、機材供与、研修員受入れ等を実施、発電分野(原子力発電導入基盤整備等)及び保健・医療(がんの放射線治療等)、食糧・農業(放射線照射による品種改良等)、環境,水資源管理(同位体分析による地下水トレース等)等の非発電分野における技術協力プロジェクトを実施している。本活動は、核兵器不拡散条約(NPT)の3本柱の一つである原子力の平和的利用の促進を支えるとともに、国際社会における原子力の平和的利用の促進及びSDGs達成を支援。また、各種報告書の出版、各種会合の開催、関連データベースの整備等、原子力の平和的利用に関する情報の共有にも貢献。原子力先進国であり、IAEA理事会指定理事国である我が国が果たすべき役割は大きい。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 989 | 0 | 0 | 0 | 0 | 989 | 989 |
2019 | - | 1,052 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,052 | 1,052 |
2020 | - | 893 | 0 | 0 | 0 | 0 | 893 | 893 |
2021 | - | 893 | 0 | 0 | 0 | 0 | 893 | - |
2022 | 976 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
全てのIAEA加盟国が,IAEA技術協力プロジェクトの恩恵を享受する
IAEA技術協力のプロジェクト対象国・地域の数
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 対象国・地域 | 146 対象国・地域 |
2019 | - 対象国・地域 | 147 対象国・地域 |
2020 | - 対象国・地域 | 146 対象国・地域 |
IAEA技術協力活動の一環として、トレーニング(ワークショップ、フェローシップ等)を実施、原子力科学・技術に関する知見を普及し原子力の平和的利用を促進する。
IAEA技術協力活動にて実施したトレーニング・コースへの参加者数
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 人 | 3282 人 |
2019 | - 人 | 3440 人 |
2020 | - 人 | 1212 人 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
IAEA技術協力活動を通じて派遣した専門家の数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | - 人 | 3640 人 |
2019 | - 人 | 3843 人 |
2020 | - 人 | 1254 人 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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2020 | 国際原子力機関(IAEA) | 技術協力基金 | 893 |