高潮災害に対する港湾地帯の安全性の確保に関する研究
府省庁: 国土交通省
事業番号: 0461
担当部局: 国土技術政策総合研究所(横須賀) 沿岸海洋・防災研究部
事業期間: 2016年〜2018年
会計区分: 一般会計
実施方法: 直接実施、委託・請負
事業の目的
近年、防御が不足する港湾地域で高潮災害が発生している。海岸保全施設の老朽化が進行するなか、気候変動による台風の大型化や海面上昇が進むことが懸念されている。わが国は、三大湾をはじめとする港湾地帯に人口及び資産が集中しており、防潮施設の海側に立地する施設や事業所等をはじめとして今後も高潮に対する被害が懸念されることから、港湾地帯における高潮に対する安全性の確保を目指し、高潮リスク情報の効果的な把握・評価技術を開発する。
事業概要
高潮の状態を広域的に把握するため、海洋レーダーや補助観測点を組み合わせた効果的な観測手法を検討し、潮位・波浪を効率的かつ面的に把握する手法を開発する。また、高潮モデルと波浪モデルを改良し、組み合わせることで、高潮による浸水予測の精度を高める手法を開発する。更には、国総研の実験施設を用いた模型実験と風波の流体運動の数値計算を組み合わせて高潮による外力を推定し、防潮施設に作用する外力の把握を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | 7 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 6 |
2017 | 8 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 6 |
2018 | 8 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 6 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
高潮リスク情報の把握・評価技術の開発
開発手法 (目標:2018年度に1 式)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 式 | - 式 |
2017 | - 式 | - 式 |
2018 | - 式 | 1 式 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
本事業に関連する論文・報告発表、刊行物公表件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | - 件 | 3 件 |
2017 | 3 件 | 3 件 |
2018 | 3 件 | 5 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2016 | 株式会社エコー | 風洞水槽を使った水理実験 | 5 |
2018 | みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 | 機械学習を用いた高潮予測モデルの構築 | 5 |
2017 | 株式会社エコー | 風洞水槽を使った水理実験 | 3 |
2017 | 国際航業株式会社 | レーダーデータ処理 | 2 |