革新的な省CO2実現のための部材(GaN)や素材(CNF)の社会実装・普及展開加速化事業
府省庁: 環境省
事業番号: 20-0081
担当部局: 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室
事業期間: 2020年〜2030年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負、補助
事業の目的
これまで環境省が開発を主導してきた、窒化ガリウム(GaN)やセルロースナノファイバー(CNF)といった省CO2性能の高い革新的な部材や素材を活用した製品の早期商用化に向けた支援を行い、CO2排出量の大幅な削減を目指す。
事業概要
環境省が革新的な省CO2実現に向けて実用化・製品化に向けて開発してきた部材や素材(窒化ガリウム(GaN)、セルロースナノファイバー(CNF)等)は従来の素材・部材を用いた製品に比べて革新的な省CO2を達成することが可能であるものの、社会実装・普及展開を加速化し、実際のCO2削減につなげていくことが必要。
このため、省CO2性能の高い部材や素材を活用し、実際の製品等への導入を図る事業者に対し、支援を実施し、社会実装・普及展開の加速化を図る。
委託事業で実機搭載における安全性・信頼性・省エネ効果・品質向上策等を検証等するとともに、補助事業で商用規模生産のためのプロセス設計と設備投資等を支援し、これら部材・素材の早期の社会実装による大幅なエネルギー消費量の削減を実現する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | - | 1,800 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,800 | 881 |
2021 | - | 1,800 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,800 | - |
2022 | 4,000 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
本事業によりGaN及びCNFを活用した製品を開発し、一定の需要を生み出すことで、令和12年度に485万tCO2程度の削減効果を見込む。
CO2削減量(万tCO2) (目標:2030年度に485.0 )
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - | - |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
事業実施件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2020 | 10 件 | 3 件 |
GaN又はCNFの実機搭載に取り組む商品分類数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2020 | 10 件 | 3 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | パナソニック株式会社 | パルス駆動機能搭載の高ビーム品質・高出力青色レーザー加工機の量産開発 | 400 |
2020 | 豊田合成株式会社 | 高効率ユニバーサルパワーコンディショナーを用いた直流グリッドシステムの開発・検証 | 398 |
2020 | パナソニックスマートファクトリーソリューションズ株式会社 | システムにおけるブレード・発振器の開発等 | 110 |
2020 | 株式会社アイケイエス | 複合型電力変換装置(パワコン)開発等 | 75 |
2020 | 三菱電機株式会社 | GaN系半導体を適用した船舶用レーダーの開発・検証 | 75 |
2020 | 株式会社パウデック | デバイス構造エピウェハ試作等 | 60 |
2020 | 国立大学法人東海国立大学機構 | デバイス構造設計要素技術開発等 | 32 |
2020 | 三菱電機エンジニアリング株式会社 | 測定評価 | 14 |
2020 | 一般社団法人地域循環共生社会連携協会 | 革新的な省CO2実現のための部材や素材の社会実装・普及展開加速化事業 | 8 |
2020 | 古野電気株式会社 | レーダー送信機用固体増幅器の開発 | 2 |