脱炭素・資源循環「まち・暮らし創生」FS事業
府省庁: 環境省
事業番号: 20-0057
担当部局: 環境再生・資源循環局 特定廃棄物対策担当参事官室
事業期間: 2018年〜2020年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負
事業の目的
東日本大震災から10年が経過し、福島の復興に向けては、「環境再生の取組」はもとより、産業創成や地域創生などの「未来志向の取組」が求められる新たなステージを迎えつつある。こうした背景の下、本事業では、福島県浜通りの避難指示解除地域や、福島復興再生特別措置法(平成24年法律第25号)に基づく復興再生拠点等を対象に、「町全体の復興と脱炭素化の両立」に向けた取組を推進する。
事業概要
本事業では、浜通りの避難指示解除地域や、福島特措法に基づく復興再生拠点等を対象に、「町全体の復興と脱炭素化の両立」に向け、環境再生事業と連携しつつ、脱炭素の視点を最大限ビルトインした町の復興の絵姿を描き、各種事業によるCO2削減効果の評価や、事業の実現可能性の検証のためFSを実施する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 200 | 0 | 0 | 0 | 0 | 200 | 177 |
2019 | - | 400 | 0 | 0 | 0 | 0 | 400 | 392 |
2020 | - | 400 | 0 | 0 | 0 | 0 | 400 | 393 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
令和2年度までに、概ね10技術のFS結果を「脱炭素の視点を最大限ビルトインした町の復興の絵姿」の作成に活用する。
「脱炭素の視点を最大限ビルトインした町の復興の絵姿」の作成に活用可能な事業の評価・検証数 (目標:2020年度に10.0 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 件 | 4 件 |
2019 | - 件 | 7 件 |
2020 | - 件 | 10 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
FSが行われた技術数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 4 件 | 4 件 |
2019 | 6 件 | 7 件 |
2020 | 10 件 | 10 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 株式会社三菱総合研究所 | 福島県内における街区内エネルギーシステム、県民の温暖化対策意識の醸成、ゼロカーボンシティの具体化、連携のあり方、効果的な情報発信等について検討、実施。 | 109 |
2020 | アジア航測株式会社 | 環境省と福島県とで策定した、「ふくしまグリーン復興構想」を踏まえ、交流人口の拡大による地域振興の絵姿を描くことを目的とし、調査、検討。 | 90 |
2020 | アジア航測株式会社 | 福島県相馬郡飯舘村の上飯樋地区を対象に、脱炭素営農モデル事業の実現可能性に係る以下の内容の検討 | 40 |
2020 | 株式会社エイブル | 福島県双葉郡浪江町の請戸漁港に、プレコマーシャル段階の波力発電装置(出力200kW/基)の設置を想定し、導入可能性に係る調査及び、波力発電の維持管理を担う人材育成に資する検討 | 40 |
2020 | 株式会社エックス都市研究所 | 共同実施委託費 ・公共交通利便性の検討 ・地域振興策の検討 ・シンポジウムの開催・運営 ・CO2削減効果の算出 | 29 |
2020 | 株式会社価値総合研究所 | 地域本来のポテンシャルの調査を行い具体的な事業を把握するとともに、地域企業の発展の方策、地域住民とのネットワークの構築。 | 27 |
2020 | IPイノベーション株式会社 | 水素利用への理解醸成に資する観光事業を想定した事業スキーム等の評価・検討、バスの運行に係る検討、既存バスの水素燃料化に伴う既存バス改造仕様と営業走行許可に係る調査・検討、水素を利用したバス運行に必要な水素供給に係る調査・検討、試行的な観光研修プログラムを企画・実施 | 22 |
2020 | 国立大学法人福島大学 | 既存の農業用ハウスに、地中熱ヒートポンプシステムを構築し、再生可能エネルギー由来の余剰電力を使用してヒートポンプを稼働させ蓄熱させた場合のCO2削減効果を検証。また、VPP(Virtual Power Plant, 仮想発電所)リソースとしての実現可能性を踏まえた、地中熱・蓄熱・VPPによるスマート農業(ハウス栽培を想定)に係る事業性と採算性の評価、検討 | 22 |
2020 | 日本工営株式会社 | 被災地における現状と課題の把握と、今後求められる施策のあり方の検討 | 19 |
2020 | ミサワ環境技術株式会社 | 共同実施委託費 ・地中熱システム施工 | 15 |
2020 | 株式会社コムテック地域工学研究所 | 共同実施委託費 ・脱炭素交通機関導入に向けた検討 ・公共交通の利便性向上等の検討等 | 15 |
2020 | 株式会社東京久栄 | 共同実施委託費 ・環境調査、発電部品の検討 | 14 |
2020 | 株式会社メッツ研究所 | 共同実施委託費 ・国立・国定公園を中心として県内を周遊する仕組みづくりの検討等 | 13 |
2020 | パシフィックコンサルタンツ株式会社 | 対象地域の現状及び公共交通政策に係る基礎調査、企業バスの共同利用等に係る検討、地域公共交通の利活用、連携方策等に係る検討 | 13 |
2020 | 株式会社未来共創研究所 | 実証実験の実施 | 12 |
2020 | 若築建設株式会社 | 海上据付作業等施行方法の検討に関する調査 | 12 |
2020 | 丸紅株式会社 | 水素サプライチェーン構築に向けた調査 | 11 |
2020 | 郡山観光交通株式会社 | 共同実施委託費 ・地元との窓口 ・観光バス運行に関わる業務 ・プロジェクトに係る業務全般 | 10 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 共同実施委託費 ・波力発電の特許を有する。技術・学術面から協力 | 8 |
2020 | 株式会社ふたば | 草刈り実証実験の実施 | 7 |
2020 | i Labo株式会社 | 共同実施委託費 ・既存バス内燃機関の燃料の水素化・運用に関する技術アドバイス | 6 |
2020 | ゼネラルヒートポンプ工業株式会社 | 共同実施委託費 ・計装システム設計・施工 | 6 |
2020 | 千葉エコ・エネルギー株式会社 | 再生可能エネルギーポテンシャルに関する調査業務 | 5 |
2020 | 株式会社サンユウシビルエンジニアリング | 海洋構造物の強度解析(シミュレーション)に関する調査 | 4 |
2020 | 一般財団法人持続性推進機構 | 脱炭素社会に向けた地域企業の協働や支援組織の検討業務を遂行 | 3 |
2020 | 株式会社九電工 | 共同実施委託費 ・波力発電からの電力線の配線工事、系統連携等についての検討 | 3 |
2020 | 川崎重工業株式会社 | 浪江波力発電所出力200kWを実現する新型波力発電装置の基本構造設計 | 3 |
2020 | 株式会社乃村工藝社 | 展示計画、設備検討 | 3 |
2020 | 株式会社国際開発コンサルタンツ | 共同実施委託費 ・対象地域の現況及び公共交通政策に係る基礎調査 | 2 |
2020 | 公益社団法人日本交通計画協会 | 共同実施委託費 ・地域交通との連携方策に係る検討 | 2 |
2020 | 八千代エンジニヤリング株式会社 | 波力発電装置の岸側の波浪変形に関する影響調査 | 2 |
2020 | 株式会社SAM | 波力発電の維持管理を担う人材育成に資する検討のうち、地元調査・調整に関する業務 | 2 |
2020 | みやぎ生活協同組合 | 共同実施委託費 ・水素輸送・販売検討、将来事業構想作成 | 1 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 専門的知見による学術的支援 | 1 |
2020 | 大陽日酸株式会社 | 水素供給方法等に係るアドバイザリー業務 | 1 |
2020 | 一般社団法人食大学 | 共同実施委託費 ・福島県内の食材・郷土料理・生産者などの観光商材に関するアドバイス | 1 |
2020 | 株式会社孫の手 | 共同実施委託費 ・旅行内容企画・研修プログラムの企画 ・フードキャンプを機軸つぃた地域プロデュース業務 ・プロジェクトにおける観光・研修企画検討業務全般 | 1 |
2020 | 株式会社リファー | 共同実施委託費 ・事前調査・計画・施工 | 1 |
2020 | 横浜ゴム株式会社 | 浪江波力発電所鋼製ラダーに取り付けるゴムラダーの強度設計 | 1 |
2020 | 川田工業株式会社 | 200kw/基の海洋構造物の概略設計に関する調査 | 1 |
2020 | 株式会社ライフスパイス | シンポジウムに使用するメッセージの録画 | 0 |
2020 | エイティークラフト | 浪江波力発電所のパース作成 | 0 |