シビアアクシデント時の放射性物質放出に係る規制高度化研究事業(東京電力福島第一原子力発電所自己分析結果の反映)
府省庁: 原子力規制委員会
事業番号: 新22-0001
担当部局: 原子力規制庁 長官官房技術基盤グループシビアアクシデント研究部門
事業期間: 2022年〜2026年
会計区分: エネルギー対策特別会計電源開発促進勘定
実施方法: 直接実施、委託・請負
事業の目的
東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故から10年が経過し、追加的な調査・分析結果を「東京電力福島第一原子力発電所事故の調査分析に係る中間取りまとめ」として発行しました。今回の調査・分析により得られた最新知見を規制に取り入れることが急務となります。また、福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえ、放射性物質の放出を低減するフィルタ・ベントが設置されます。現行の防護措置(避難、屋内待避等)を判断する基準では、フィルタ・ベント等を用いた管理放出シナリオが考慮されていないため見直しが必要です。さらに、福島第一原子力発電所事故の教訓から不要な避難による住民への過大な負荷、避難中の被ばくを防ぐことが求められます。
事業概要
福島第一原子力発電所事故の教訓を規制要件化するために活用する知見の整備のため、水素爆発、放射性物質の放出等に係る調査、実験、評価手法の整備等を行い、事故の調査・分析から得られた課題について更なる規制要件化の要否を検討する上で必要な技術的知見を取得します。
実効的な防護措置の枠組みを構築するために活用する知見の整備のため、現実的なプラント内の挙動や放射性物質の環境への放出等の情報を整備するとともに、判断に必要な知見を取得します。また、人と環境への影響を評価する手法を高度化し、避難、屋内退避、安定ヨウ素剤服用等について、より実効的な枠組みを検討するための知見を取得します。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
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2022 | 1,025 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
安全研究等の成果を規制基準等の策定、見直しに用いる。
安全研究等の成果を規制基準等の策定、見直しに用いた件数 (目標:2026年度に2.0 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
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活動指標及び活動実績(アウトプット)
規制に活用する観点から安全研究等を通じて蓄積された技術的知見をNRA技術報告並びに査読のある論文誌及び国際会議のプロシーディングスで公表した件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
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原子炉施設のシビアアクシデントに関する試験、解析及び調査の作業件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
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主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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