保障措置環境分析調査事業

2021

科学技術・イノベーション

府省庁: 原子力規制委員会

事業番号: 20-0032

担当部局: 原子力規制庁長官官房　放射線防護グループ放射線防護企画課　保障措置室

事業期間: 1996年〜2022年

会計区分: エネルギー対策特別会計電源開発促進勘定

実施方法: 委託・請負

事業の目的

　保障措置環境試料分析は、原子力施設等から出る極微量の物質を分析することにより、国から申告されていない原子力活動を探知できる保障措置手法である。国際原子力機関（IAEA）は、各国で収去した環境試料を加盟国のネットワーク分析所群と協力して分析している。我が国としてこの一翼を担うとともに、万一我が国に対して未申告活動の疑義が生じた場合の反証能力を確保するため、本事業により本分析の能力の維持・向上を図る。

事業概要

　本事業では以下の業務を実施する。
①新規分析手法の開発（令和2年度は、単一ウラン粒子を対象としたウラン精製時期決定法の開発とともに、開発した精製時期決定法を総括）や既存分析手法の高度化 ②IAEAに認定されたネットワーク分析所として、IAEAの依頼に基づく、我が国を含む世界各地での査察等の際に収去された試料の分析 ③保障措置に係る試料分析に必要な施設・設備等の維持管理

予算額・執行額

※単位は100万円

年度	要求額	当初予算	補正予算	前年度から繰越し	翌年度へ繰越し	予備費等	予算計	執行額
2018	-	290	0	280	0	0	570	543
2019	-	617	0	0	0	0	617	570
2020	-	569	0	0	0	0	569	545
2021	-	451	0	0	0	0	451	-
2022	966	-	-	-	-	-	-	-

成果目標及び成果実績（アウトカム）

IAEAからの依頼に基づき、我が国を含む世界各地で収去された試料分析等の国際貢献を通じ、分析技術のより高度化かつ効率的な手法を確立すること。

開発または高度化した分析手法数（目標：2022年度にNone 分析手法数）

年度	当初見込み	成果実績
2018	- 分析手法数	6 分析手法数
2019	- 分析手法数	6 分析手法数
2020	- 分析手法数	6 分析手法数

活動指標及び活動実績（アウトプット）

IAEAのネットワーク分析所として、IAEAから試料分析依頼を受けて行った試料分析数

年度	当初見込み	活動実績
2018	56 試料分析数	58 試料分析数
2019	58 試料分析数	51 試料分析数
2020	80 試料分析数	50 試料分析数

IAEAのネットワーク分析所として、IAEAから試料分析依頼を受けて行った分析の対応率（試料分析数／試料分析依頼数）

年度	当初見込み	活動実績
2018	100 対応率（％）	100 対応率（％）
2019	100 対応率（％）	100 対応率（％）
2020	100 対応率（％）	100 対応率（％）

主要な支出先

年度	支出先	業務概要	支出額（百万円）
2020	国立研究開発法人日本原子力研究開発機構	保障措置環境分析調査	545
2020	中山商事株式会社	マルチコレクター型表面電離型質量分析計の購入	217
2020	一般財団法人放射線利用振興協会	保障措置環境試料分析関連業務請負契約	89
2020	原子力エンジニアリング株式会社	高度環境分析研究棟機械室運転保守業務請負契約	20
2020	ジョンソンコントロールズ株式会社	高度環境分析研究棟換気空調設備他自動制御機器点検作業	5
2020	株式会社クリタス	純水製造装置点検作業	3
2020	株式会社アトックス	高度環境分析研究棟圧力容器点検等作業	1
2020	株式会社茨城エヤコン	高度環境分析研究棟AC-1系統送風機点検等作業	1
2020	原子力エンジニアリング株式会社	クリーンフード点検作業	1
2020	株式会社アトックス	排気洗浄装置（ＳＣ－３）点検・整備作業	1
2020	株式会社和科盛商会	クリーンフードフィルターリーク試験作業	1
2020	原子力エンジニアリング株式会社	ファンフィルターユニット点検作業	1
2020	理工科学株式会社	クリーンルーム定期清掃作業	1
2020	理工科学株式会社	pH計校正作業	1
2020	理工科学株式会社	サプライプレナムチャンバー定期清掃作業	1
2020	株式会社プランツ	超純水製造装置点検作業	1
2020	株式会社ＮＡＴ	防災監視システム点検等作業	0

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