次世代複合材創製技術開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 20-0251
担当部局: 製造産業局 航空機武器宇宙産業課
事業期間: 2020年〜2024年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負、補助、交付
事業の目的
増大する航空機需要に対し国際的な要請を踏まえた航空機の省エネルギー化、CO2排出削減と、我が国航空機産業の競争力の強化・拡大を図るため、2030年代以降大きく需要増加が見込まれる次世代航空機・エンジンの燃費改善に大きく貢献しうる、超軽量・高強度・高耐熱・高生産性を達成する構造材料の設計・製造基盤技術を確立する。
事業概要
我が国が強みを有する素材メーカ、製造メーカ、大学等が連携し、2030年以降の次世代航空機の省エネルギー化を目標に、航空機性能の要求を満たす高強度・高弾性率・高耐熱といった性能を有するCFRP等複合材の材料評価、高速成型、接合等の基盤技術研究開発(補助率1/2、一部委託)や、ジェットエンジンの燃費改善に資する超軽量高耐熱セラミック複合材の製造基盤技術の研究開発(補助率1/2)を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | - | 1,450 | 0 | 0 | -514 | -25 | 911 | 911 |
2021 | - | 1,350 | 0 | 514 | 0 | 0 | 1,864 | - |
2022 | 1,500 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
複合材の高生産・低コスト生産技術について、適用部位を明確にし、想定使用環境下での実用可能性の妥当性を確認する(TRL5)
TRL(Technology Readiness Level:技術成熟度) (※TRL4:技術要素としての実証モデルが実験室レベルで試験されている状態、TRL5:技術要素としての実証モデルが、実際の使用環境に近い条件のもとで試験されている) (目標:2024年度に5.0 TRL)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - TRL | - TRL |
海外OEMメーカによる実証試験もしくは実証機に研究開発成果を搭載する
実証機へ搭載した研究開発事業数 (目標:2025年度に2.0 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - 件 | - 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
事業件数(最終的に次世代航空機に搭載されることを目指す事業の件数)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2020 | 8 件 | 8 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | 研究開発等マネジメント | 911 |
2020 | 川崎重工業株式会社 | 熱可塑性CFRPを活用した航空機用軽量機体部材の高レート成形技術の開発 | 184 |
2020 | 国立大学法人東北大学 | 複合材時代の理想機体構造を実現する機体設計技術の開発 | 110 |
2020 | 株式会社IHI | 1400℃級CMC材料の実用化研究開発 | 106 |
2020 | 東レ株式会社 | 航空機部品における複合部材間および他材料間の高強度高速接合組立技術の開発 | 90 |
2020 | 株式会社ジャムコ | 熱可塑性CFRPを活用した航空機用軽量機体部材の高レート成形技術の開発 | 49 |
2020 | シキボウ株式会社 | 1400℃級CMC材料の実用化研究開発 | 31 |
2020 | 新明和工業株式会社 | 熱可塑性CFRPを活用した航空機用軽量機体部材の高レート成形技術の開発 | 14 |