リアルタイム観測・監視データを活用した高精度土砂災害発生予測手法の研究

府省庁: 国土交通省

事業番号: 0449

担当部局: 国土技術政策総合研究所 土砂災害研究部 砂防研究室

事業期間: 2015年〜2017年

会計区分: 一般会計

実施方法: 直接実施、委託・請負

事業の目的

土砂災害は局所的かつ突発的であるため、目に見える危険度の変化に関する情報に乏しく、切迫性が伝わりにくい。本研究では、土砂災害減災に対する効果的な警戒避難体制を市町村、住民が構築するために、地域の状況に関するリアルタイム観測・監視データを活用し、土砂災害の発生場所、時刻に関する予測精度が高く、切迫性の伝わりやすい情報作成技術を開発する。

事業概要

大規模な土砂災害は発生する前には、周辺地域において、小規模な土砂流出や地下水位や河川流量の急激な上昇などが生じる。このような現象は土砂災害の発生と密接に関係しており、これらを捉えることができれば、降雨情報のみから土砂災害の発生を予測する手法に比べて、より精度が高く、切迫性の伝わりやすい情報の提供が可能となり得ると考えられる。本研究では、過去の水文・流砂量観測データの分析により、土砂災害発生時の時系列的な流出状況変化を解明し、土砂災害発生と関連性の高い観測、監視情報を抽出することにより、土砂災害発生の危険性が高まったと判断する基準値の決定手法を構築するなど、土砂災害発生時のリアルタイム観測・監視データを活用した高精度土砂災害発生予測手法を提案する。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2015-1300001312
2016131200001212
2017121200001212
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額20152016201702.557.51012.515Highcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

平成29年度までに、流砂水文観測を実施している直轄砂防事務所を対象とした技術資料を1本作成する

流砂水文観測等に関する技術資料の作成数 (目標:2017年度に1 本)

年度当初見込み成果実績
2015- 本- 本
2016- 本- 本
2017- 本1 本

活動指標及び活動実績(アウトプット)

リアルタイム観測・監視データを活用した高精度土砂災害発生予測手法の開発に関する研究項目の終了件数

年度当初見込み活動実績
2015- -- -
20162 -2 -
20172 -2 -

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2015株式会社コルバック上流域の土砂生産が下流域の土砂流出状況に及ぼす影響に関する検討業務12
2016日本工営株式会社流砂観測データのまれ度評価手法検討業務12
2017株式会社コルバックハイドロフォンの特性把握に関する現地実験業務6
2017日本工営株式会社流砂観測データに基づく流砂特性の定量化および土砂災害警戒避難活用検討業務5

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