海外農林業開発協力問題調査等事業委託費
府省庁: 農林水産省
事業番号: 0080
担当部局: 農村振興局 整備部設計課海外土地改良技術室
事業期間: 1988年〜2022年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
①持続的な水田農業の推進のため、国際的な議論・課題等の動向を把握するとともに、参加型水管理及び水田農業が有する多面的機能(洪水緩和機能、地下水涵養機能等)に関して国際的な理解醸成を図る
②開発途上国の農業生産性及び農業者の所得の向上を図るため、我が国が有する技術の適用性について検討を行う
③開発途上国の農業生産性及び農業者の所得の向上を図るため、フードバリューチェーン構築のための農業農村開発計画を策定する
④我が国の民間企業の有する農業農村開発技術の海外展開を促進するため、開発途上国にて導入・実証を行う。
事業概要
①国際かんがい排水委員会(以下「ICID」という。)及び国際水田・水環境ネットワーク(以下「INWEPF」という。)への参加、議論のリード及び活動支援を行い、参加型水管理及び水田の多面的機能に関する理解醸成を図る(H27-R2)
②農業農村開発分野における技術的課題・ニーズの把握及び我が国の技術の適用可能性を検討するため、二国間・多国間の技術交流を実施する(H27-R元)
③途上国におけるフードバリューチェーン構築のため、かんがい施設・農地整備等の生産基盤整備のみならず流通・加工を含めた総合的な農業農村開発計画を策定する(H28-H29:ミャンマー、ケニアを対象に実施 H30-R元:ベトナム、タンザニアを対象に実施)
④途上国ニーズを踏まえ、我が国民間企業の高度な技術の適用検討を行うとともに、相手国の新技術整備に係る技術交流を行い、我が国民間企業の海外展開を促進しつつ、相手国における農業農村の発展に寄与する(R2-R4)
※()内は実施期間
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | - | 114 | 0 | 0 | 0 | 0 | 114 | 102 |
2018 | - | 104 | 0 | 0 | 0 | 0 | 104 | 97 |
2019 | - | 108 | 0 | 0 | 0 | 0 | 108 | 103 |
2020 | - | 102 | 0 | 0 | 0 | 0 | 102 | - |
2021 | 116 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
①本事業を通して議論検討される農民参加型水管理及び水田の多面的機能に関する知見について、他国政府・関係機関が参加する他の学術会議や国際会議等での発表及び学会誌等への投稿を以て幅広く情報を発信し、国際的な理解醸成を図る
本事業を通してICID国際会議やINWEPF運営会議で議論検討される農民参加型水管理及び水田の多面的機能等に関する知見について、他国政府・関係機関が参加する他の学術会議や国際会議等で情報発信する回数 (目標:2020年度に3 回)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 回 | 4 回 |
2018 | - 回 | 4 回 |
2019 | - 回 | 4 回 |
②本事業を通して実施する技術交流の成果について、対象国の参加者を対象としたアンケート及び聞き取り調査の実施を以て、我が国が有する技術の対象地域への適用性を把握する
本事業を通して実施される開発途上国との技術交流で、我が国が提示する具体的関連技術について、対象国の参加者を対象とした満足度(アンケートでの「満足」の回答数/アンケート回答数)(アンケート調査はR元年度のみ実施) (目標:2019年度に80 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - % | - % |
2018 | - % | - % |
2019 | - % | 100 % |
③本事業を通して策定される農業農村開発計画について、対象国の政府関係者、農家等を対象とした説明会にてアンケート及び聞き取り調査を実施し、本計画書の有用性を把握する
本事業を通して策定される農業農村開発計画に対する対象国の関係者を対象とした満足度(アンケートでの「大変役に立った」「役に立った」の回答数/アンケート回答数) (目標:2019年度に80 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - % | 98 % |
2018 | - % | - % |
2019 | - % | 96 % |
④本事業を通じて現地に導入される我が国の民間企業の有する高度な技術について有用性を把握する。
本事業を通して導入される本邦技術に対する対象国の関係者を対象とした満足度 (目標:2022年度に80 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - % | - % |
2018 | - % | - % |
2019 | - % | - % |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
ICID国際会議でICID国内委員が出席した作業部会数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 19 会議 | 19 会議 |
2018 | 24 会議 | 24 会議 |
2019 | 23 会議 | 23 会議 |
INWEPF国際会議への参加国数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 5 ヶ国 | 12 ヶ国 |
2018 | 5 ヶ国 | 14 ヶ国 |
2019 | 11 ヶ国 | 15 ヶ国 |
技術交流セミナーの実施回数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 4 回 | 3 回 |
2018 | 3 回 | 3 回 |
2019 | 3 回 | 3 回 |
農業生産・流通・加工を含めた総合的な農業農村開発計画の策定数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 2 計画 | 2 計画 |
2018 | - 計画 | - 計画 |
2019 | 2 計画 | 2 計画 |
我が国の民間企業が有する農業農村開発技術の導入件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | - 件 | - 件 |
2018 | - 件 | - 件 |
2019 | - 件 | - 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2019 | 一般財団法人日本水土総合研究所 | ①ICID及びINWEPFの活動支援、農業用水管理に関する調査・分析 | 29 |
2019 | 一般財団法人日本水土総合研究所 | ②農業農村開発分野における二国間・多国間の技術交流の実施 | 22 |
2019 | 一般財団法人日本水土総合研究所 | ③アフリカ地域の途上国におけるフードバリューチェーン構築のためのかんがい施設・農地整備などの農業生産分野及び加工・流通等に関する情報の収集 | 18 |
2019 | 一般財団法人日本水土総合研究所 | ③アジア地域の途上国におけるフードバリューチェーン構築のためのかんがい施設・農地整備などの農業生産分野及び加工・流通等に関する情報の収集 | 17 |
2019 | 一般社団法人海外農業開発コンサルタンツ協会 | ②農業農村開発分野における技術的課題・ニーズの把握及び我が国の技術の適用可能性の検討 | 15 |
2019 | NTCインターナショナル株式会社 | 現地調査補助、施設設計及び概算事業費算定 | 3 |
2019 | 株式会社ワールドウォッチジャパン | 海外情報の収集・取りまとめ | 3 |
2019 | 公益社団法人国際農林業協働協会 | 現地調査計画の策定・調査の実施 | 2 |
2019 | 独立行政法人水資源機構 | ②農業農村開発分野における技術的課題・ニーズの把握及び我が国の技術の適用可能性の検討 | 1 |
2019 | 国立大学法人東京農工大学 | ①ICIDの活動支援、農業用水管理に関する調査・分析 | 1 |
2019 | 株式会社シー・ディー・シー・インターナショナル | 現地調査補助 | 1 |
2019 | 個人A | 現地調査補助 | 0 |
2019 | 株式会社田村環境コンサルタント | 現地調査補助 | 0 |
2019 | 人生物語ワークス | ①ICIDの活動支援、農業用水管理に関する調査・分析 | 0 |