コ・イノベーションによる途上国向け低炭素技術創出・普及事業
府省庁: 環境省
事業番号: 0086
担当部局: 地球環境局 環境再生・資源循環局 国際地球温暖化対策担当参事官室 総務課循環型社会推進室
事業期間: 2019年〜2019年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 補助、その他
事業の目的
優れた低炭素技術は途上国のニーズが高く、国際的な地球温暖化対策の強化に不可欠である。一方、途上国の環境規制・制度、文化慣習、資源制約等の理由から我が国の優れた低炭素技術はそのままでは当該国の市場に浸透しない可能性があり、途上国の特性に応じた抜本的な再構築を行う必要がある。本事業では途上国向けのシステム技術の開発・実証、複数技術のパッケージ化による開発・実証を含め、我が国の強みである質の高い環境技術、製品のカスタマイズとそれによる普及を通じて低炭素社会を構築し、我が国と途上国の協働を通じて、双方に裨益あるイノベーション(コ・イノベーション)を創出する。また、このコ・イノベーションにより、国内の技術開発への還元や他の途上国への波及等につなげる。
事業概要
途上国において普及が見込まれる低炭素技術の調査・掘り起こしを行い、途上国の特性を踏まえた技術・製品等の改良の要素を調査する。さらに、途上国において普及可能性の高い優れた低炭素技術について、途上国の環境規制・制度、文化慣習、資源・エネルギー制約等の特性と、国内の諸条件との根本的な相違点を考慮し、抜本的に改良・再構築し、途上国で普及可能な製品や技術を開発する事業者に対し当該費用の一部を補助する。(補助率:1/3、1/2、2/3)
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | - | 2,000 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2,000 | 243 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
令和12年度までにCO2を670,000t削減する。
CO2削減量(t-CO2) (目標:2030年度に670000 t-CO2)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2019 | - t-CO2 | - t-CO2 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
補助事業実施件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2019 | 12 データ数 | 8 データ数 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2019 | 公益財団法人地球環境センター | 補助事業執行 | 243 |
2019 | 株式会社チャレナジー | 高耐風速垂直軸型マグナス式風力発電機を活用した離島向けマイクログリッドシステムの開発実証 | 56 |
2019 | 豊田通商株式会社 | ハイブリッド車(HV)基幹部品のリユースによるアジアへの電動車導入モデルの開発実証 | 51 |
2019 | 株式会社データ・テック | インドネシア版セイフティレコーダ(ISR)を用いた運送トラックの燃費改善による低炭素化と物流効率改善への支援実証 | 25 |
2019 | 有限会社クライメート・エキスパーツ | 途上国の青果物・花卉用スマートコールドチェーン構築のための高湿度可搬型コンテナ冷蔵庫システムの実証 | 16 |
2019 | タマデン工業株式会社 | 小規模離島向け自立型ハイブリッド発電制御システムの開発 | 15 |
2019 | 中部電力株式会社 | タイ王国におけるIoTを活用したコンプレッサ最適運用サービスの開発・実証 | 5 |
2019 | 株式会社菅原工業 | インドネシアにおけるアスファルト廃棄物を用いた循環型舗装技術の低コスト・低炭素化実証 | 4 |
2019 | Zenmov株式会社 | フィリピン公共交通における配車最適化による渋滞改善と再生可能エネルギー由来電力の活用による低炭素化事業 | 2 |